| 課題名 | 家畜伝染病による鶏卵移動制限措置等の緊急事態における鶏卵生産調整技術の開発 |
|---|---|
| 研究機関名 |
京都府畜産技術センター |
| 研究分担 |
経営・指導部 |
| 研究期間 | 継H17~19 |
| 年度 | 2005 |
| 摘要 | 1.目的:産卵調整技術としては既に強制換羽が知られているが、しかし従来の強制換羽法は絶食を伴い、強い負荷を鶏に与えるため、鶏の免疫機能が低下し、伝染病発生時における処置としては適切ではない。そこで、鶏に強い負荷を与えずに的確に産卵調整が行え、HPAI発生等緊急事態における損失の大幅な抑制と健康な家禽飼養を可能にする技術を確立する。 2.方法: (1)試験期間 平成17年7月15日~8月30日 (2)供 試 鶏 コマーシャル採卵鶏(褐色卵殻鶏、試験開始時400日齢) (3)試験区分強制換羽区,維持70%区,対照区 (4)供試施設 高床式鶏舎の採卵用ケージ (5)供試飼料 市販配合飼料(CP17%以上、ME2,800kcal以上/kg) (6)調査項目 体重、飼料消費量、産卵率、卵質、血漿中マクロファージの走化性及び貪食能、H/L比 3.結果の概要: (1)試験開始時の体重は、強制換羽区2.16kg、維持70%区2.16kg、対照区2.13kgであったが、維持70%区は処理終了時点(4週後)で元の79%にまで減少した。 (2)産卵率は、強制換羽区は、試験開始後7日目に産卵が停止し、元の産卵率に戻るまで2週間を要した。維持70%区は試験開始後徐々に低下し17日目に28%まで低下したが、その後処理終了まで同水準で推移し産卵停止には至らなかった。また、処理終了後元の産卵率に戻るまでに2週間を要した。 (3)卵殻強度は、強制換羽区では処理前後で有意に改善されることが認められた。また、維持70%区でも改善される傾向がみられた。 (4)血漿中マクロファージの走化性については試験区間に差は認められなかった。また、貪食能については、強制換羽区で一時的に上昇する傾向は認められたものの、有意な差ではなかった。 4.今後の問題点と次年度以降の計画:鶏のストレスの指標となるH/L比(偽好酸球/リンパ球比)のデータ分析を行った後、総合的に判断して次年度の計画を検討することとする。 5.結果の発表、活用等:京都府畜産技術センター研究成績第3号(2006)に掲載予定 |
| 研究対象 | 採卵鶏 |
| 専門 | 飼養管理 |
| 部門 | 鶏 |
| カテゴリ | 飼育技術 鶏 |