課題名 | 発光ダイオードの養鶏分野への応用(1)白色LED照明による大和肉鶏飼養の検討 |
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研究機関名 |
奈良県畜産技術センター |
研究分担 |
育種改良係 |
研究期間 | 継H17~20 |
年度 | 2005 |
摘要 | 近年、照明の発光ダイオード(LED)化は省電力、小型、長寿命、小発熱などの利点を生かし表示機器、家電、自動車をはじめあらゆる分野で急速に進歩。60年代初めて登場のLEDは電気機器の位置指示灯などとして利用、近年白熱灯を凌ぐ効率に達し、青色LEDの発明によるフルカラーの再現及び照明に適した白色光が可能となったことで利用分野が拡大。一方養鶏分野における鶏舎の照明は生産性向上のため必要不可欠であり、以前は白熱灯が主であったが現代は省電力化のため蛍光球へ移行。 本試験では大和肉鶏の生産費の低減と品質向上を図るため、白色LED照明器具を試作、その効果を検証。 <供試鶏及び区分> 平成17年2月24日餌付けの大和肉鶏400羽(100羽×2区分×2反復) 試験区:白色LED 対照区:白熱電球 照度の設定:2週齢までは各区概ね1.5lx、2週齢以降は0.5lxに調整 <結果等>1日飼料消費量は対照区より2.3多かったが、増体重が0.6g上回ったため飼料要求率は0.01優れ、3.80であった。18週齢時体重は雌雄共に試験区が重く、雄では有意であった。照明の消費電力量は0.5Wで対照区の約3%となり、1羽当たり対照区の9.2円に対して0.3円であった。本成果は、畜産技術センター研究報告並びに大和肉鶏農協の生産者懇談会等で紹介する。今後は照度、色調について検討。 |
研究対象 | 肉用鶏 |
専門 | 飼養管理 |
部門 | 鶏 |
カテゴリ | カラー 飼育技術 鶏 |