スギ材と異樹種・異種材料との複合化技術の開発

課題名 スギ材と異樹種・異種材料との複合化技術の開発
研究機関名 島根県栽培漁業センター
研究分担 木材利用グループ
研究期間 完H15~17
年度 2005
摘要 (目的)スギ材を集成化技術により構造用部材(横架材)としての利用拡大を図る。強度性能の高いアカマツラミナとスギラミナによる異樹種集成材を製造し、曲げ性能や接着性能の評価を行い強度性能等品質を明確にする。(得られた成果)スギとアカマツの丸太から乾燥ラミナ(挽き板)を製造し、アカマツースギ異樹種集成材に接着して性能評価を実施した。ラミナ製造工程では、特にアカマツラミナの乾燥中の狂いを圧縮により抑制することができた。ラミナの曲げ試験の結果、アカマツラミナの曲げヤング係数は105kgf/cm2 程度で高いことが確かめれられたが、節が曲げ強度に強く影響した。そこで、節を除去した縦継ぎラミナを製造して曲げ強度試験を行ったところ、その強度は通しラミナの7割程度となった。製造したアカマツースギ異樹種集成材はE105-F300程度の高い強度性能を有し接着性能も良好であることが確かめられた。(成果の受け渡し先)県内の集成材製造工場、木材関連事業体(残された問題点)スギ、アカマツとも歩留まりが高いラミナの乾燥技術の向上が必要。特に、外層用アカマツラミナは意匠性を伴うため、品質の向上が必要である。
戦略 森林・林業・木材産業
専門 木材加工
カテゴリ 加工 乾燥

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