課題名 |
牧草現地選抜 |
研究機関名 |
北海道立根釧農業試験場
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研究分担 |
作物科
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研究期間 |
継H14~ |
年度 |
2006 |
摘要 |
目的:品種育成場所における根釧地域向け品種の開発を支援するため、立地条件を活かし、系統の現地選抜を行う。成果:1)第1次アルファルファ(再播種区;3年目)月系29号はそばかす病抵抗性に優れ、2番草の耐倒伏性にやや優れる傾向であった。月系31号はそばかす病抵抗性に優れ、1番草の耐倒伏性が優位に優れ、2番草でも優れる傾向であった。2)第1次アカクローバ(5年目)系統適応性検定試験での供試系統を含め、春の欠株率等について追跡調査した。収量調査は実施せず、刈り払い管理とした。晩秋に、全区から計52個体を北農研センターが掘り取り、持ち帰った。次世代の永続性系統育成への材料として利用される予定である。当試験は本年をもって終了とした。3)第2次アルファルファ(1年目)根粒菌を粉衣した上で、除草剤播種床処理同日播種としたが、発芽・定着状況が思わしくなく、後発生雑草に被覆された。定着個体数が著しく少なかったため、1区畦数を減らして移植する処置をとった。移植後の定着は良好で、次年度以降の試験、調査が可能な個体数は確保することができた。本年は刈り取りを行わなかった。4)フェストロリウム耐寒性(2年目)・個体選抜(1年目)「Prior」、「Felina」のようにメドウフェスク並の越冬性能力を有するフェストロリウム品種の存在が確認された。越冬前の個体サイズを少し小さくして年次反復を行う。また、フェストロリウム育成のための親材料の個体選抜を、北農研系から29材料、中標津系から25材料、標準比較6材料供試して、選抜試験圃場を造成した。5)「北交66号」の密植適性試験:倒伏程度は慣行畦幅栽培と変わらなかった。収量性からみて、密植適性は高いものと考えられた。
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カテゴリ |
病害虫
アルファルファ
雑草
除草剤
そば
耐寒性
抵抗性
播種
品種
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