畑作物・野菜の栽培試験 (1)畑作物・野菜の作況試験

課題名 畑作物・野菜の栽培試験 (1)畑作物・野菜の作況試験
研究機関名 青森県農林総合研究センター畑作園芸試験場
研究分担 栽培部
研究期間 継S59~
年度 2006
摘要 目的:小麦、大豆、ながいも、にんにくについて気象条件との関連で解析して作柄状況を明らかにし、作柄診断及び安定栽培技術対策上の資料とする。
成果:小麦:寒雪害はほとんどなかった。越冬後の生育は低温のため遅れ気味で、出穂期、開花期は平年より1日遅れ、成熟期は5日遅れた。倒伏は少。子実重は54.6kg/a(平年比91%)。
大豆:出芽は平年より4日早かったが、その後の低温により緩慢となり、分枝が少なかった。開花期は平年より2日遅れ、成熟期3日早かった。子実重は1本植えが31.6kg/a(平年比125%)、2本植えが31.0kg/a(115%)。
ながいも:萌芽揃期は平年並。7月上旬の生育は平年より遅れていたが、天候の回復により8月中旬には平年を上回っていた。総収量は541.5kg/a(平年比140%)で平年を大きく上回ったものの、コブや分岐、平いもが多く、上物収量は145.9kg/a(平年比68%)で平年より少なかった。
にんにく:消雪後の生育は草丈、葉数ともに平年を上回り、茎径は平年並で、全重は平年をやや下回った。葉先枯れが多く見られたが、病害虫の発生は認められなかった。4月中旬以降の気温が低めに推移したことから、りん片分化期は4月29日で平年より5日遅れた。その後、球の肥大は遅れていたが、6月には平年を上回った。収穫期は7月2日で平年より1日早かった。総収量は165.2kg/aと平年を上回り(平年比117)、上物収量も128.4kg/aで平年をやや上回った(平年比111)。
カテゴリ 安定栽培技術 害虫 小麦 大豆 にんにく

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