| 課題名 |
ムギ赤かび病回避のための防除技術の開発 |
| 研究機関名 |
宮城県古川農業試験場
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| 研究分担 |
作物保護部
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| 研究期間 |
継H15~19 |
| 年度 |
2006 |
| 摘要 |
目的:ムギ類赤かび病回避のための栽培法や、収量・品質確保が可能な品種別の防除法、的確な薬剤を提案することで、麦類の更なる品質、収量の向上を図り、高品質かつ均質で安全なムギの安定供給に資する。特に、成熟期以降が梅雨期と重なり赤かび病に対するリスクの高い小麦を中心に検討する。成果:本県の主要小麦品種「シラネコムギ」と「ゆきちから」を用いた試験の結果、両品種ともに開花初期から開花期にかけての感受性が最も高かった。シラネコムギでは出穂期から開花期にかけて感受性が上昇傾向にあるのに対し、ゆきちからでは開花期頃になって急激に感受性が上昇する傾向にあった。また、ゆきちからでは、シラネコムギに比べて登熟後期においても穂軸への病勢伸展が比較的高い傾向にあった。感染リスクが最も高いと考えられる開花期を中心とした基幹防除に加え、登熟後期に発生に好適な気象条件が予想される場合には、同時期の病勢進展を抑制するための対策の徹底が不可欠であることが示唆された。加えて、そのための発生予察、そして登熟後期の防除体系の早期確立が必要と考えられた。また、播種時期が遅れることで赤かび病に対するリスクも高まることが明らかとなった。シラネコムギについては現行のままの防除体系で十分と考えられたが、赤かび病に対する抵抗性が弱いゆきちからでは、赤かび病多発年でも、防除回数を3回にすることによる被害抑制が認められ、成熟後期における防除の重要性が示唆された。よって、その他の技術(粒厚選別や比重選別等)と組み合わせ、さらに赤かび粒除去およびマイコトキシンの抑制を徹底する必要性があると考えられた。
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| カテゴリ |
小麦
抵抗性
播種
品種
品質確保
防除
薬剤
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