課題名 | 家畜排せつ物の堆肥化・処理利用技術の確立 |
---|---|
研究機関名 |
福島県農業総合センター |
研究分担 |
作物園芸部 畜産研究所 |
研究期間 | 新H18~22 |
年度 | 2006 |
摘要 | 目的:良質堆肥生産のための堆肥化促進技術及び調製技術を確立するとともに、農家が求める堆肥を供給するための流通技術及び施用技術を確立する。結果:所内の堆肥舎で、果樹剪定枝チップ(もも)を下部に敷設し、上部に乳用牛ふん22日間堆積した区を試験区とし、あらかじめオガクズを敷いて、上部に乳用牛ふんを20日間堆積した区を対照区とした。なお、堆積終了後には、両区ともオガクズで容積重の調整を行った。試験区の排汁は堆積開始後6日目から見られ、44日目には2.56tとなった。発酵温度は深さ30cmで堆積完了後、7日目に最高温度77.8℃にまで上昇した。3回目の切り返し後、深さ30cm12月上旬には50℃以下に下がり、深さ80cmでは60℃に維持されていた。穏やかな分解が継続したものと推測された。一方、対照区の深さ30cm及び80cmの発酵温度は試験区に比べて低いレベルで推移したため、試験区より穏やかに発酵が進んだものと思われた。水分調整資材として用いるオガクズの必要量は対照区と比較して試験区では約1/3に削減できた。堆肥の成分及び発芽率は試験区、対照区ともに差は認められなかった。 |
カテゴリ | 施用技術 もも |