課題名 |
果樹の会津ブランド確立のための高品質生産技術の確立 |
研究機関名 |
福島県農業総合センター
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研究分担 |
会津地域研究所
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研究期間 |
新H18~22 |
年度 |
2006 |
摘要 |
目的:会津地方の特産果樹であるウメ(高田梅)、カキ(会津身不知)の生産阻害要因となっている凍霜害を防止する技術を開発するとともに、観光果樹として栽培が増加しているベリー類の生産技術を確立することにより、会津果樹の生産振興、会津ブランド確立に寄与する。結果:(i)高田ウメの台木利用による寒凍害防止対策試験における定植4年目の結果では、ミロバランスモモ系台木が枯死や障害が少なく、特に420やインペリアルが有望であった。(ii)交雑育種によるカキ優良品種の育成では、261個体について調査し、6個体を注目、3個体を注意、154個体を継続、98個体を淘汰した。注目個体のうち、9MN95および9MN40は、会津不身知より10日以上早く成熟する不完全渋柿で着色良好であるが、変形果がやや多い。食味は中位からやや良好である。(iii)会津地方に適したベリー類の栽培特性の研究では、ハイブッシュ系およびラビットアイ系の特性について調査した。本年度は、収量が減少するような寒凍害は発生しなかった。収穫期は、ハイブッシュ系が6月上旬から8月中旬、ラビットアイ系が8月上旬~9月上旬であった。また、無加温ハウス栽培では、満開が9~15日前進したが、開花のばらつきが大きくなった。収穫盛期は、早生種では12日程度前進したが、中~晩生種では収穫時期に差がなかった。
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カテゴリ |
育種
うめ
かき
高品質生産技術
栽培技術
台木
凍害
品種
もも
良食味
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