| 課題名 |
主要果樹(モモ、ナシ、オウトウ)の高生産省力型樹形の開発 |
| 研究機関名 |
福島県農業総合センター
|
| 研究分担 |
果樹研究所
|
| 研究期間 |
新H18~22 |
| 年度 |
2006 |
| 摘要 |
目的:モモ、ナシ、オウトウの省力的かつ高品質果実生産を可能とする樹形および作業別省力技術を検討し、総合的省力型高品質果実生産技術体系を確立する。結果:(i)モモの省力・高生産性樹形を検討した。開張形と自然形は開心形よりも樹高を低く維持でき、また、開張形は果実大きく、Y字形と自然形、二本形は収量多く、Y字形と開張形はせん定量が多かった。開張形は着果管理・収穫作業性が良かった。Y字形は果実品質が上段側枝と下段側枝でバラツキが多く、最下段では商品化率も低かった。水圧摘らいの効果は、発芽当日や満開前日でも実用的な効果が得られたが、発芽7日後は効果が劣った。水圧の差は、摘らい効果に大差はないが、発芽期頃は6MPa程度、以降は4MPaで効果が安定していた。また、果面障害発生の面から処理時期は発芽期前後か開花直前~満開期頃にかけて実施する方が良いと考えられた。各種反射資材の果実品質への影響は差がなかったが、白色シートはアルミ蒸着フィルムより空中温度や果実温度の上昇が少なかった。(ii)ニホンナシ「幸水」において波状棚を利用した場合、主枝長、側枝本数に樹形の違いによる差が認められ、1樹当たりの収量では差があったが、10a当たり換算では区間差が認められなかった。また、対照区より夏季せん定後の不定芽新梢の発生が抑制され、腋花芽分化率はY字区の予備枝で低い傾向が見られた。さらに、Y字樹形について間伐による果実糖度上昇、不定芽新梢発生、腋花芽分化促進を図ることができると推察された。(iii)オウトウ平棚栽培は慣行栽培と比較して、果実が大きく、着色が向上するが、収量はやや少なく、裂果発生が多い傾向であった。平棚栽培への樹形改造により2~3年間は収量が減少するが、その後は慣行区以上の収量に回復した。「佐藤錦」の平棚栽培における主枝は、長さ420cm、結果部割合71%、側枝間隔20cm程度が良いと考えられた。なお、裂果発生抑制のため、主枝長を長く、結果部割合を大きく、側枝間隔を狭くすることが良いと考えられた。また、側枝は、5~7年枝は側枝の長さに対して果そう数や収量が少なく、着色も劣る傾向が見られた。また、枝齢を経るに従い、結実率や糖度も劣る傾向が見られた。樹形改造平棚栽培では、側枝間隔23cm程度が良好で、主枝先端の新梢長が大きいほど果実が大きく、側枝先端の新梢は長いほど着色が良かった。
|
| カテゴリ |
おうとう
もも
|