課題名 |
実需に対応した麦・大豆の高品質生産技術 2) 麦茶用大麦栽培における生産技術の確立 (1) 麦茶用大麦の生産技術の確立 (i) 追肥時期が原麦タンパク含有率に及ぼす影響の解明 |
研究機関名 |
石川県農業総合研究センター
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研究分担 |
作物栽培G
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研究期間 |
完H16~18 |
年度 |
2006 |
摘要 |
目的:麦茶加工適性の高い大麦を生産するため、子実のタンパク含有率10.5%以上を目標とする施肥体系を確立する。また、穂揃期追肥の時期は水田作業と重なり困難であるため、作業性の省力化の点から止葉展開期追肥までの施肥体系を確立する。成果:止葉展開期、または穂揃期の追肥量が多い区が子実重、千粒重、容積重が高くなる傾向がみられた。いずれの区においてもタンパク含有率は10.5%以上とならなかった。追肥量が多い区でタンパク含有率が高まった。タンパク含有率が高いほど、硝子率は高かった。タンパク含有率が対照区(2-4)より高い試験区はなかった。しかしながら、LP20-8区が対照区(2-4)とほぼ同等の水準となった。これは、LP20では施用後登熟期間を通じて窒素溶出率が高かったためと考えられる。以上のことから、タンパク含有率10.5%を目指す施肥法として、止葉展開期にLP20を8kgN/kg以上施肥することが有効と考えられる。
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カテゴリ |
大麦
加工適性
高品質生産技術
省力化
水田
施肥
大豆
麦茶
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