課題名 |
ボタンの新品種育成と増殖法の開発 |
研究機関名 |
島根県農業技術センター
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研究分担 |
特産開発G
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研究期間 |
継H15~19 |
年度 |
2006 |
摘要 |
目的:ボタン新品種育成のため、培養による安定的増殖法を確立する。日持ちの良いシャクヤクや黄色ボタンとの交配により、日持ち性の良いボタンを育成する。また、上記の育種目標で交配したものの中から香りをもとにした選抜も行う。さらに、放射線を用いた変異誘発処理や遺伝子組換えにより、日持ち性、花色、花形の改変を目指す。成果:1)普通ボタンと黄色ボタンあるいはシャクヤクとの交配で得られた約80個の種子を播種した。放射線を照射したボタンの花粉を用いた交配により、黄色ボタンとシャクヤクからそれぞれ数個の正常種子が得られた。個体変異を目的に黄色ボタン7品種、濃紫・黒色系ボタン6品種をガンマーフィールドに定植した。放射線の照射により花弁数が増加することが確認された。2)絞り発現の要因の一つとして考えられるトランスポゾン(アラビドプシストランスポゾンTag1)を利用してモデル植物サフィニアを形質転換した。さらに、サフィニア、トレニアから色素合成系の重要な酵素を合成するCHS遺伝子をクローニングし、遺伝子組み換え実験ができるようにバイナリーベクターを構築した。同様に色素合成系に関与するペチュニア由来のF3'5'H遺伝子、ブドウ由来CHI遺伝子をクローニングした。アグロバクテリウムを用いた形質転換によりGUS一過性の発現を確認した。3)アブシジン酸合成阻害剤フルリドンによる切り花寿命の変化は確認できなかった。
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カテゴリ |
育種
栽培技術
しゃくやく
新品種育成
トレニア
播種
品種
ぶどう
ペチュニア
ぼたん
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