| 課題名 |
高度クリーン農業技術の開発~高度クリーン農業技術の導入条件と経営評価~ |
| 研究機関名 |
北海道立十勝農業試験場
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| 研究分担 |
経営科
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| 研究期間 |
継H19~22 |
| 年度 |
2007 |
| 摘要 |
a.試験目的化学肥料・化学合成農薬を5割以上削減した高度クリーン農業技術の導入条件を明らかにするとともに、開発された技術の経済的評価を行う。、b.対象作物 馬鈴しょ、大豆、秋まき小麦、にんじん c.調査項目および調査対象 (a) 高度クリーン農業の収益性 品目ごとに5戸程度 (c) 高度クリーン農業における流通対応 生産者、農協、流通業者、小売・加工業者、c.結 果: 対象とした4作物(ばれいしょ・大豆・秋まき小麦・にんじん。以下同じ)についてYES! clean登録集団の化学合成農薬、化学肥料の削減状況を整理した。大豆では、高度クリーン水準に達している集団割合が高い。ばれいしょでは化学合成農薬の削減比率が50%を超える集団割合は高いが、高度クリーン水準に達する集団割合は低い。にんじんでは、化学合成農薬、科学肥料の削減率がともに50%未満の集団割合が高い。秋小麦はH18年では登録集団がなかった。 対象とした4作物では、高度クリーン栽培に取り組む集団の構成戸数が8戸~19戸と比較的少数で、農協管内に散在するケースと、一定区域内に限定されるケースが見られた。取り組む理由は、減農薬等による銘柄の評価向上、付加価値の向上による収益性の向上であった。 高度クリーン栽培と慣行栽培との単収差は10%~15%程度であった。技術的な課題として、近年病害虫被害が発生した(馬鈴しょ、大豆)、防除回数を慣行栽培の50%に削減することは困難(にんじん)、製品の品質基準をクリアすることは困難(秋まき小麦)、があげられた
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| カテゴリ |
肥料
病害虫
害虫
加工
くり
経営管理
小麦
大豆
にんじん
農薬
ばれいしょ
防除
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