系統適応性検定試験

課題名 系統適応性検定試験
研究機関名 福島県農業総合センター
研究分担 作物園芸部 果樹研究所
研究期間 継H18-22
年度 2007
摘要 目的:育成地より配布を受けた系統について、その地域適応性を検討する。、結果:(1)水稲系統適応性検定試験、 56系統を供試し、やや有望な系統として東1199、東1217を選定した。また、稲民間品種の評価委託試験は、コシヒカリつくばSD1号、Ehd-#5、湘南6号、ヒカリ新世紀の4系統について評価した。コシヒカリつくばSD1号、ヒカリ新世紀、Ehd-#5はコシヒカリに比較し総合的に不良、湘南6号は良と判定した。特性検定試験の結果、コシヒカリつくばSD1号は葉いもちがやや弱、穂いもちが中、耐冷性が強、Ehd-#1は葉いもちが中、耐冷性が強であった。、(2)民間育成品種の評価試験、 4系統を供試した。マーカー育種等により、コシヒカリの短稈化、早生化等を図った系統は、それぞれ目標とした特性が付与されているものの、品質や食味の点でコシヒカリより劣った。また、「コシヒカリ」と「キヌヒカリ」の交配から育成された「湘南6号」は品質、収量性、食味の点で有望であった。、(3)大豆系統適応性検定試験、 育成地から配布を受けた系統の地域適応性を検討するため、供試系統数は、刈系で普通大豆8、青豆3、作系で普通大豆1、東山系で普通大豆7、青豆1、黒豆2、小粒1の計23系統を検討したところ、有望品種はなかったが、普通刈系767号、東山系5系統、青豆刈系771号、黒豆東山系Y723号の9系統がやや有望の判定となった。再検討は8系統とした。、(4)コンニャク系統適応性検定試験、 群馬農技センターで育成されたコンニャクの有望系統について本県における適応性を検討し、優良品種選定の資とするため、供試系統群系75、76号を検討したところ、75号は成熟期は全年生でやや早いが、生年生で生子着生が少ないため、生子収量が少なかった。76号は成熟期は2~3年生で標準品種よりやや遅く、生子収量も2・3年生でやや少なかった。、(5)麦類系統適応性試験、麦類の育成地から配布を受けた系統について、その地方適性を検討するため、供試系統・品種として、小麦は29系統・品種を、大麦は17系統・品種を供試して調査した。その結果、出芽は良好で、越冬後は低温となった時期もあったが、生育は草丈、茎数、葉齢とも平年を上回った。冬期間は気温が平年よりやや低く経過したが、日照時間は平年より多かった。草丈が長く、倒伏のおそれがあったため、追肥は慣行の50%量に抑えた。出穂期、成熟期は遅れた。稈長はやや長く、穂数も多くなった。5月下旬、6月上旬のまとまった降雨により一部で倒伏が見られた。系統の評価として、小麦はやや有望品種として盛系C-B4079(中生の早、2年目。短稈、穂数多い。品質良い)、 関系W488(中生の早、1年目。短稈、穂数少ない。品質良い)、東山系小300(中生、1年目。穂数やや少ない。品質良い。)及び東山系小305(中生、1年目。やや長稈。穂数多く、収量並。品質良い)が、大麦では新系A725(中生の晩、2年目。穂数少ない。多収。千粒重重い。)がやや有望となった。、(6)果樹系統適応性検定試験、(1)モモ第8回系統適応性検定試験として筑波系6系統を供試し、樹の生育特性、果実品質等を調査した。「筑波121号」「筑波123号」を注目、「筑波120号」を継続、「筑波119号」「筑波124号」「筑波125号」を中止と評価した。なお平成19年度果樹系統適応性・特性検定試験成績検討会において「筑波121号」「筑波125号」の登録が決定された。(2)リンゴ第5回系統適応性検定試験として盛岡系3系統を供試し、樹の生育特性、果実品質等を調査した。「盛岡63号」は外観・甘味は良好で、前年度発生したみつ症の発生はなかった。「盛岡64号」は着色は良好であったが、心カビの発生が多いことから中止となった。「盛岡65号」は着色が淡く本県での栽培は難しいと思われた。(3)ナシ第7回系統適応性検定試験として筑波系1系統を供試し、樹の生育特性、果実品質等を調査した。「筑波51号」は、本県での適応性・普及性は低いと評価された。平成19年度落葉果樹系統適応性検定試験成績検討会においても、試作中止となった。(4)ナシ第8回系統適応性検定試験として筑波系5系統を供試し、樹の生育特性、果実品質等を調査した。「筑波54~58号」の本県での適応性を検討するため、苗木及び高接ぎ樹を育成した。対照品種は「筑水」「幸水」「豊水」「新高」となっており、苗木各2本をほ場に定植した。(5)オウトウ第2回系統適応性検定試験として山形系2系統を供試し、果実品質等を調査した。「山形C3号」は前年同様糖度が低く食味が劣った。「山形C8号」は高接ぎ樹が本年度初結実した。着色は「佐藤錦」並で、食味は「佐藤錦」よりやや劣った。(6)カキ第6回系統適応性検定試験として安芸津17号、安芸津19号を供試した。安芸津17号(完全甘ガキ)は、樹勢衰弱が著しく、わずかに着花が認められたが、生理落下により果実は収穫できなかった。安芸津19号(完全甘ガキ)は、雄花が着生した。多汁で食味良好であるが、小果で収穫期が遅く会津地域における普及性は低いと考えられた。
カテゴリ 育種 おうとう かき こんにゃく 栽培技術 水稲 大豆 高接ぎ 品種 もも 良食味 りんご

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