生物・微生物農薬を利用した害虫防除技術の確立

課題名 生物・微生物農薬を利用した害虫防除技術の確立
研究機関名 福島県農業総合センター
研究分担 果樹研究所
研究期間 継H18-22
年度 2007
摘要 目的:従来、施設野菜に利用されてきた生物農薬等の資材を果樹園で利用し、化学合成殺虫剤の使用量を削減する。土着天敵、放飼天敵を有効に利用する環境を検討し、より省力的な防除技術を確立する。、結果:複合交信攪乱剤を利用した殺虫剤削減防除体系下において、今後問題となる害虫種(交信攪乱対象外の害虫)に対し、大量増殖が可能になった天敵、天敵微生物製剤を用いて防除法を検討した。、(1)多目的防災網で被覆したナシほ場では、6~8月までにミヤコカブリダニ(約2,000頭/10a)を2回放飼し、補完防除に粘着くん水和剤を1回使用することにより、一時的にハダニ類の発生が増加しても、ハダニ類の寄生数が葉当たり1頭以下に抑えられた。また、リンゴおよびモモほ場においてハダニ類の発生が多い場合でも、ミヤコカブリダニを約6,000頭/10a(通常の3倍量)の割合で1回放飼し、また土着天敵を活用することにより、ハダニ類の寄生虫数が葉あたり1頭以下に抑制された。(2)多目的防災網を設置した現地ほ場(40a規模)においてショクガタマバエ(アフィデント)を2回(2000頭/10a)放飼し、化学合成農薬の使用回数を削減することにより、ショクガタマバエの定着性が向上し、また、土着天敵が保護されることにより、天敵だけでアブラムシ類の発生を抑制できると考えられた。また、リンゴほ場におけるショクガタマバエのアブラムシ類に対する密度抑制効果は、ナシの結果と同様にワタアブラムシで高く、ユキヤナギアブラムシで低い傾向が認められた。リンゴコブアブラムに対する密度抑制効果はほとんど期待できないと考えられた。、
カテゴリ 病害虫 害虫 土着天敵 農薬 防除 もも りんご わた

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