課題名 |
実需者のニーズに応える北関東麦生産システムの確立 |
研究機関名 |
埼玉県農林総合研究センター
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研究分担 |
戦略プロジェクト第1研究
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研究期間 |
新H19~21 |
年度 |
2007 |
摘要 |
目的:食用大麦では細麦率が低く精麦適性の高い栽培技術を、小麦については後まさり型生育による生産技術を確立し、代表的産地において小~大規模実証及び実証生産物の精麦適性実証を行って現地適応性を解明し、北関東地域における新たな麦生産システムを確立する。、成果:熊谷市妻沼地区において新品種「四国裸103号」を1.25haで栽培した。収量は532kg/10aで地域ほ場「イチバンボシ」の125%と多収で、高い適応性が明らかとなった。現地試料の品質・精麦適性を(独)近中四農研セ及び(株)はくばくにおいて評価し、同一試験のイチバンボシと比較し白度が高く、硝子粒率が低く、穀粒硬度は低かった(近中四セ)。また、硝子率がやや高く、折れもあるが研削性が良好、黄色味は強いが白度が高く、5段階の総合評価では「標準的」で、本系統は実用化の見通しが得られた。また、熊谷市の現地で速効性肥料と肥効調節型肥料を組み合わせた一発施肥体系を検討した結果、「農林61号」で凋落型生育への移行を抑制し、千粒重を向上させ実用性があると判断した。
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カテゴリ |
肥料
大麦
硝子粒
小麦
栽培技術
新品種
施肥
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