課題名 | 8 乳肉用牛の放牧管理技術の開発、 1 牛の行動特性利用による低投入軽労型肉用牛林間放牧技術の開発 |
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研究機関名 |
山梨県酪農試験場 |
研究分担 |
草地環境科 |
研究期間 | H15~19 |
年度 | 2007 |
摘要 | 1)カラマツ成林地を利用した牧区型放牧方式の開発、 強間伐したカラマツ成林では、約1.5ha/頭の放牧密度で9~10月の毎年放牧利用を行っても、潅木類の増加は見られるものの、主要植生のミヤコザサへの急激な影響は比較的少なく、10年以上の利用は十分可能と考えられた。一方、8月の利用は、放牧開始後2年でミヤコザサやススキの現存量が半減するなど影響が大きく、約1.5ha/頭の放牧密度でも長期利用は困難と考えられた。、 県内公共草地でのASP平均備蓄草量は165.6g/m2、牧養力は110~120CD/ha程度であり、60日放牧に必要な面積は約0.50ha/頭となった。、、2)カラマツ壮齢林地に放牧した黒毛和種繁殖雌牛糞の分解特性、 牛糞の分解は草地に比べて、林地の方が遅い傾向にあった。糞中の成分では林地における糞は草地に比べ、全窒素、カリウム、リン含量が低かった。また、草地に比べ、リンの溶脱は遅いが、マグネシウムは早かった。、、3)秋播き飼料作物による冬季放牧技術の検討、 冬季放牧においてはイタリアンライグラスと比べて若干草量が多いライムギが利用性に優れると考えられた。10月播種でのライムギの牧養力は250CD/ha程度で、60日放牧に必要な面積0.24ha/頭、90日放牧で0.36ha/頭となった。 |
カテゴリ | イタリアンライグラス 管理技術 飼料作物 肉牛 播種 繁殖性改善 放牧技術 ライ麦 |