課題名 |
麦類・大豆の良質・多収安定栽培技術 |
研究機関名 |
長野県農事試験場
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研究分担 |
作物部
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研究期間 |
継H18~22 |
年度 |
2007 |
摘要 |
目的:大麦新品種「シルキースノウ」の安定多収栽培技術を確立する。、小麦品種「ユメアサヒ」の高タンパク・安定多収栽培技術を確立する。、麦・大豆の低コスト・省力栽培法を確立する。、大豆の有機・減農薬栽培技術を開発するため、耕耘同時畝立て播種法とリビングマルチを組み合わせた除草剤代替え技術を検討する。、成果:18年秋まき場内の大麦「ファイバースノウ」、小麦「シラネコムギ」は、越冬前から茎数多く、越冬後も茎数・草丈も多かった。幼穂形成期は32~40日早く、茎立ち期も29日早まった。「シラネコムギ」は稈長、穂数、子実重とも多かったが、「ファイバースノウ」は平年並みであった。暖冬が予想される場合、「シルキースノウ」の早播き~標準播きでは播種量を減らし、追肥で生育をコントロールすることがよいと判断された。ケイ酸資材、微量要素、堆肥の施用は一部良好な影響があると考えられたが、判然としなかった。被覆尿素肥料の全量基肥施肥栽培は、越冬後までは生育量が確保されたが、暖冬の影響を受け成熟期の肥料分が不足し収量が劣った。、「ユメアサヒ」は、標準期播種を基本とし、基肥は6kg/10a、播種量は5kg/10aとして出穂期に5kg/10a程度の追肥を行うことで倒伏少なく、品質・収量が安定した。また、止葉展開期以降の薬剤処理による大麦の容積重向上効果及び踏圧処理による生育調整効果は判然としなかった。「パン用小麦品種「ユメアサヒ」の播種量および施肥管理技術(普及技術)」、大豆の耕耘同時畝立て栽培法は、慣行播種法より出芽揃いは優れたが生育・収量に差は見られなかった。、東信の一部地域において水生のシダ類植物を利用した有機栽培について検証した。抑草効果と増収効果が確認された。、「佐久市におけるオオアカウキクサを用いた水稲有機栽培事例(技術情報)」、 大麦のリビングマルチは、前半の雑草発生量は少なく後半に多く見られ、土壌処理剤のみの使用区と差は判然としなかった。再検討が必要である。
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カテゴリ |
病害虫
肥料
有機栽培
安定栽培技術
大麦
管理技術
小麦
栽培技術
雑草
除草剤
新品種
施肥
大豆
多収栽培技術
低コスト
土壌処理
農薬
播種
品種
薬剤
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