課題名 | 安心感・信頼感の高いワクチン接種キュウリ苗のオンデマンド供給 |
---|---|
研究機関名 |
京都府農業資源研究センター |
研究分担 |
微生物 |
研究期間 | 完H17~19 |
年度 | 2007 |
摘要 | 目的:ズッキーニ黄斑モザイクウイルス(ZYMV)の感染を防ぐワクチンを接種したキュウリ苗の全国展開を目指し、東北(宮城県)、四国(愛媛県)や九州(宮崎県)などで発生するZYMVから、地域適応性の高いワクチン株を短期間で選抜する。また、優良ワクチン株ZYMV-2002について、京都府、宮城県、愛媛県及び宮崎県のキュウリにおける防除効果とその自然感染の頻度を明らかにする。 成果:宮城県、千葉県及び沖縄県において分離されたZYMVについて、感染カボチャへの低温処理に加えて、新たにモザイク葉の緑色部分離及びsingle plant isolationを行ったところ、優良ワクチン株ZYMV-2002と同程度の軽微な病徴を示すワクチン候補株が約半年以内で選抜できた。3年間にわたり宮城県、京都府、愛媛県及び宮崎県の各研究機関で実施した露地及びハウス抑制キュウリ栽培試験において、ZYMV-2002と新規ワクチン株の高い実用性が検証された。また、その自然感染の頻度は極めて低く、他ウリ科作物への実害は生じないものと判断された。 |
カテゴリ | かぼちゃ きゅうり ズッキーニ 防除 |