抗菌剤投与量低減を目的とした家畜の疾病診断及び防除システムの構築

課題名 抗菌剤投与量低減を目的とした家畜の疾病診断及び防除システムの構築
研究機関名 島根県農林水産部農畜産振興課家畜病性鑑定室
研究分担 無し
研究期間 完H18~19
年度 2007
摘要 目的:家畜が保有する薬剤耐性菌の実態を調査し、薬剤耐性菌の出現を低減させるための対策を臨床獣医師に伝達する新たなシステムを構築し、畜産物の安全を確保する。 、成果:県内の死亡牛の薬剤耐性状況調査により155株の大腸菌を分離し、第3世代セフェム製剤に高度な耐性を示す基質特異性拡張型βラクタマーゼ(ESBL)産生性大腸菌を4株分離した。同一農場で分離された死亡牛の大腸菌と病性鑑定由来乳房炎菌株が同一のESBL産生性を示し、農場内で多剤耐性遺伝子の拡散が示された。ESBL産生菌が分離された牛の予後調査では、乳房炎の発症を繰り返す事例や慢性乳房炎となり盲乳処理された事例が判明した。これら調査結果は、臨床および家畜衛生獣医師を対象に薬剤適正使用研修会を開催し意識啓発を行った。
カテゴリ 飼育技術 耐性菌 防除 薬剤 薬剤耐性

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