h.農業施設の耐風構造と複合環境制御技術の開発

課題名 h.農業施設の耐風構造と複合環境制御技術の開発
課題番号 2008010597
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,農工研,農業施設工学研究チーム
協力分担関係 東北大学
筑波大学
研究期間 2006-2010
年度 2008
摘要 自然災害を軽減するための低コスト対策技術を開発するため、1)風洞実験により同タイプのパイプハウスが周辺に存在するパイプハウスにおける風圧分布や風力係数を求めるとともに、風荷重を増加させないためのハウスの配置条件を明らかにした。2)農業施設および周辺の環境を解析するため、大型風洞における気流作成法を取りまとめた。 農業施設における複合環境制御技術の導入に向けて、1)フェンロー型温室内における夏季の気流および気温の分布を数値流体力学(CFD)シミュレーションによって推定した。その結果、天窓および側窓を開口すると、天窓のみを開口した場合に比べ、側窓付近の気温は低下するが、気温の分布幅は6℃と大きいことを示した。 高度生産施設のための環境制御法の開発に向けて、1)発光ダイオード(LED)を光源としたトマト栽培において、16時間と20時間の明期時間を設定し、光強度を強弱2段階で処理した結果、日長20時間、光強度300μmol/m2/sの強光条件において花成の誘導が早まり、播種から開花までの期間が約10日間短縮し、果実重が2割増大することを明らかにした。2)試作した空気制御型の小型生産施設における実測によって熱エネルギーのシミュレーションの妥当性を確認するとともに、屋外との熱貫流率は2.6W/m2℃、隣接する施設との熱貫流率は13.0W/m2℃であること、夜間暖房の蓄熱用の水タンク(300L)にラジエーターを追加設置することで、放熱量は12.3W/℃から50W/℃以上になることを明らかにした。
カテゴリ 環境制御 低コスト トマト 播種 光条件

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