a.環境影響の統合化と環境会計による農業生産活動評価手法の開発

課題名 a.環境影響の統合化と環境会計による農業生産活動評価手法の開発
課題番号 2008010598
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,環境影響評価研究チーム
協力分担関係 産業技術総合研究所
農業環境技術研究所
研究期間 2006-2010
年度 2008
摘要 1)主要なエネルギー作物(てん菜、馬鈴しょ、ソルガム、甘しょ、さとうきび)について、慣行技術体系と新技術体系に関する比較LCAを実施し、エネルギー消費や地球温暖化ポテンシャル等が、新技術体系を導入することによって改善されることを示した。2)代表的な4類型の温室モデルにおいて、温室本体と被覆材の耐用年数を考慮し、10a・1年当たりの二酸化炭素排出量を計算すると、軽装備のパイプハウスの方が相対的に重装備である丸屋根ハウスよりも1.5倍程度多かった。3)経済性と環境影響の統合的評価手法に基づいた有機農業やバイオ燃料生産の評価事例を検討し、土地利用や水利用に関する評価指標を利用する事例が増加してきていることを明らかにした。また、それら環境影響や経済性に関する評価基準の明確化に加え、対策技術の明確化など選択すべき代替案を適切に作成することが意思決定支援上重要であることを、化学物質のリスク管理を事例として示した。4)適切な農業技術を選択するためのモデルを用いて除草剤散布と田畑輪換に関する検討を行った結果、農家の技術選択が土地利用に関する社会的制約(ブロックローテーションが実施できないこと等)の影響を受けていること、田畑輪換が実施できないために経済面・環境面での損失が生じていることを事例に即して示した。5)動態的な評価手法を開発するため、黒ボク土における全炭素含量の経年変化量を記述する式を作成し、全炭素の変化量の違いには全炭素含量の初期値と有機物施用量が大きく影響し、土性の影響は小さいことを明らかにした。
カテゴリ 有機農業 有機栽培 病害虫 さとうきび 除草剤 ソルガム 評価基準

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