| 課題名 | a.新興・再興人獣共通感染症病原体の検出及び感染防除技術の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2008010668 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,動衛研,人獣感染症研究チーム |
| 協力分担関係 |
東京大学 新潟大学大学院 帯広畜産大学 国立感染症研究所 東京農工大学 農林水産消費安全技術センター NAS研究所 (株)ネイチャーズ |
| 研究期間 | 2006-2010 |
| 年度 | 2008 |
| 摘要 | 1)国内外の鴨、鶏、豚由来のインフルエンザウイルスの分子疫学解析を行い、日本、タイおよびミャンマーにおける流行株の変遷を明らかにした。簡便で迅速な検査法として、高精度に亜型共通たんぱく質をコードするヌクレオキャプシド(NP)遺伝子を検出するリアルタイムPCR法を開発した。また、人工キメラウイルスを用いて鶏に対する病原性を解析し、表層たんぱく質の遺伝子が病原性に関与することを明らかにした。さらに、アウトブレークに備えたワクチンの迅速作製技術の開発を開始し、強毒流行株の塩基配列情報を用いたリバースジェネティックス技術により弱毒ワクチン候補株の作出に成功した。加えて、20年度に秋田県の白鳥から分離されたウイルスを迅速に解析し、分離ウイルスは強毒のH5N1亜型であり、その分子疫学解析結果から新たに国外から侵入した可能性が高いことを明らかにした。2)定点継続的に蚊を捕獲し、ウエストナイルウイルスと日本脳炎ウイルスの検出および吸血源の動物種の特定を行い、ウエストナイルウイルスを伝播するリスクが高い種はアカイエカ、日本脳炎ウイルスを伝播するリスクの高い種はアカイエカとコガタイエカであることを明らかにした。また、リアルタイムPCR法によるウイルス遺伝子の検出精度を改善した。3)豚におけるE型肝炎ウイルスの感染制御を目的として、組換えウイルス様粒子の免疫効果を検討したところ、経口投与、経鼻投与のいずれでも感染阻止が認められ、その最小感染阻止量は0.5mg/doseであることを明らかにした。また、人の感染源として注目される鹿は豚由来ウイルスに実験的に感染しなかった。4)マダニの生物活性分子(GFAT、HlGalec、HlSPおよびマダニセリンプロテアーゼ等)がマダニ生育に必須な活性分子であることを解明した。また、これら分子群が病原体殺滅活性をも有し、病原体からマダニ自身を守るとともに動物への媒介伝播の役割を持つことを、犬バベシア原虫を用いて明らかにした。 |
| カテゴリ | 鶏 豚 防除 |