課題名 | e.畜産廃棄物・食品廃棄物等の有機性資源の循環的利用のためのシステム整備技術の開発 |
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課題番号 | 2008010689 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,農工研,資源循環システム研究チーム (独)農業・食品産業技術総合研究機構,食総研,食品工学研究領域 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2008 |
摘要 | 農村地域における有機性資源の循環利用を推進するため、1)バイオマス利活用計画手法に関する研究成果をバイオマスタウン構想策定マニュアル(農林水産省大臣官房環境バイオマス政策課)に反映させた。また、バイオマス利活用について、市町村を超える広域連携の考え方を取りまとめた。2)バイオ燃料の原料となる資源作物に関する生産特性データベースを作成した。 メタン発酵消化液等の環境保全的な活用技術を開発するため、1)多収稲やソルガム等の資源作物について、メタン発酵消化液を用いた安定生産技術を現地試験において実証した。また、基盤条件が不良な土地でも、ほ場面の傾斜化と地下水位制御システムを導入することにより、なたねの多収栽培が可能なことを現地試験において実証した。2)メタン発酵消化液を施用した黒ボク土畑からの亜酸化窒素の発生量は、硫酸アンモニウムを施用した場合と同様に、消化液施用直後から2週間程度でピークとなることを明らかにした。また、メタン発酵消化液を施用した際の作物による窒素吸収量および土壌からの窒素溶脱量は、化学肥料を施用した場合と同等であり、また亜酸化窒素発生量も極端には大きくないことから、消化液利用に伴う環境負荷は化学肥料と同程度であることを明らかにした。3)栽培試験結果に基づき、バイオエタノール蒸留残液はカリ肥料の代替として利用できる可能性があることを示した。4)消化液脱水ろ液からアンモニアを抽出し固定するDirect Ammonia Fixation(DAF)法を実験室レベルで開発した。DAF法によって、脱水ろ液の窒素を数十倍の濃度に濃縮できた。 バイオマスの利活用が環境や経済に及ぼす影響・効果を解明するため、1)バイオマス利活用が北海道十勝地域の経済に与える影響の解明の一環として、産業関連分析により、畜産廃棄物を利用したバイオガス発電を導入すると地域経済への産業誘発が0.2%上昇することを推計した。2) バイオマス利活用システムのコストや環境負荷等をライフサイクル全体で評価する際に必要となる窒素溶脱量等のデータを収集した。3)バイオエタノール廃液製造装置の試運転等によりバイオマス変換プラントの稼働データを蓄積するとともに、炭化装置の稼働状況を解析し、低コストで、環境負荷の小さい稼働条件を明らかにした。 食品加工残さ等を利用した生分解性素材を開発するため、1)でん粉滓は単独で、オカラでもコーンスターチを添加することにより、結着性の良いペレットを作製できた。本ペレットを用いて射出成型機により育苗ポットを試作した結果、成形性はでん粉滓製ペレットよりもオカラ製ペレットで良好なことを確認した。2)オカラの食物繊維を増加させることが可能な菌株を選抜した。また、でん粉滓の品質を改善するため、麹菌の培養方法を改良した結果、たんぱく質含量を倍加させることができた。 |
カテゴリ | 肥料 育苗 加工 コスト ソルガム データベース 低コスト なたね メタン発酵消化液 |