c.野生鳥獣の行動等の解明による鳥獣害回避技術の開発

課題名 c.野生鳥獣の行動等の解明による鳥獣害回避技術の開発
課題番号 2008010696
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,近農研,鳥獣害研究チーム
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,鳥獣害研究サブチーム
協力分担関係 麻布大学
研究期間 2006-2010
年度 2008
摘要 1)野生動物の行動様式を解明するため、IT技術による行動調査を行ない、イノシシでは罠周辺への出没頭数が2月に多いことを明らかにした。また、カラスの行動調査の結果、カラスがよく止まる場所では、その上15~20cmの高さに糸や針金を張ると被害回避に有効であること、果実傘は反射マルチ素材のもので食害阻害効果が高いことを明らかにした。2)野生動物による農作物被害の発生要因を解明するため、イノシシの嗜好性試験を行ない、オナモミとしそを忌避すること、濃度0.16%以上の苦味(カフェイン)を忌避し、濃度0.12%の甘味(ショ糖)を嗜好すること等を明らかにした。また、イノシシは草地更新が行われた牧草を好むが、草地更新がない場合でも、牧草を探索採食することを示した。さらに、果樹園への侵入被害の多いハクビシンは弛んだロープや0.8mmの針金であっても渡ることができ、果樹棚に用いられる針金やワイヤーを侵入経路として利用できることを明らかにした。3)野生鳥獣による被害発生予察と生息地の総合管理による効率的な被害低減・防止技術を確立するため、急傾斜地や高齢者でも楽に野生鳥獣から農作物を守れるほ場を目指し、かきの超低樹高化、甘しょの畝マルチ栽培、果菜類の肥料制限苗などの獣害対策を検討した結果、収量の見通しが良好であり、サルやイノシシの被害を受けにくいことを明らかにした。また、GIS等を活用したイノシシの被害予察システムの開発では、被害発生には半径1km以内の森林割合が重要であり、割合が多いほど発生リスクが高いなど、被害を高精度に予測できる手法をほぼ確立した。4)高性能・安価な物理的防除法による農作物被害回避技術では、ワイヤーメッシュを軽く折り曲げて地面に置き目隠しシートを張った浮き柵、合掌型多獣種対応柵、簡易鳥害防止ネット等を開発したほか、埼玉県が開発したハクビシン・アライグマ用侵入防止柵の有効性を実証した。
カテゴリ 肥料 傾斜地 しそ 鳥害 鳥獣害 低樹高 防除

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