課題名 | (3)昆虫・微生物間相互作用の解明と利用技術の開発 |
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課題番号 | 2008010726 |
研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
研究分担 |
(独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,昆虫・微生物間相互作用研究ユニット (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,昆虫・微生物間相互作用研究ユニット (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,昆虫・微生物間相互作用研究ユニット (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,昆虫・微生物間相互作用研究ユニット (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,昆虫・微生物間相互作用研究ユニット (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,昆虫・微生物間相互作用研究ユニット (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,昆虫・微生物間相互作用研究ユニット (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,昆虫・微生物間相互作用研究ユニット (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,昆虫・微生物間相互作用研究ユニット (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,昆虫・微生物間相互作用研究ユニット (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,昆虫・微生物間相互作用研究ユニット (独)農業生物資源研究所,昆虫科学研究領域,昆虫・微生物間相互作用研究ユニット |
協力分担関係 |
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 国立大学法人京都工芸繊維大学 日本大学薬学部薬学研究所 |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2008 |
摘要 | 1.病害抵抗性遺伝子の単離:病原微生物は害虫の防除に利用され、重要な防除資材であるが、害虫に抵抗性がつき、防除効果が低下する事例が知られている。そこで、Bt細菌とボーベリア菌に対する抵抗性を引き起こす遺伝子を、カイコのゲノム情報を利用して解析を進めている。カイコのBt菌抵抗性遺伝子として、最終的に一つの遺伝子に絞り込んだ。この候補遺伝子が抵抗性に関係することを証明するために、トランスジェニックカイコを作出し、現在確認を行っている。また、カイコのボーベリア菌抵抗性遺伝子は第14番染色体に座乗することを明らかにし、その染色体上の位置をさらに絞り込んでいる。2.病原ウイルス感染増進機構の解明:害虫防除に病原ウイルスを利用するには、効率と効果の安定性が課題である。それらに答えるべく、ポックスウイルスが持つタンパク質で、低濃度のウイルスでも感染を引き起こすことができるフゾリンの機能解明並びにウイルス製剤と併用することによって効果を高める薬剤の探索をおこなっている。フゾリンタンパク質(約380アミノ酸からなる)のN末端から250アミノ酸が効果の発現に必要であり、糖鎖が安定性に寄与することが明らかとなった。また、重要害虫であるハスモンヨトウの核多角体病ウイルスの感染を増進する薬剤の探索の過程で摂食を抑制する薬剤を得た。3.EST解析・ゲノム解析:昆虫と微生物の相互作用研究では、それらのゲノム情報が有用である。病原媒介虫で吸汁害も引き起こすトビイロウンカとツマグロヨコバイのEST解析をおこない、それぞれ7万クローンと3万クローンを解読した。トビイロウンカについては、一部のESTデータを生物研のホームページから公開した。トビイロウンカのマイクロアレイ解析から、吸汁や代謝で重要な役割をしている遺伝子群が明らかとなった。微生物のゲノム解析では、共生微生物2種のゲノム解読を進め、ドラフトシーケンスが得られている。 |
カテゴリ | カイコ 害虫 抵抗性 抵抗性遺伝子 病害抵抗性 防除 薬剤 |