e.病原ウイルス等の昆虫媒介機構の解明と防除技術の開発

課題名 e.病原ウイルス等の昆虫媒介機構の解明と防除技術の開発
課題番号 2009013873
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,昆虫等媒介病害研究チーム
研究期間 2006-2010
年度 2009
摘要 1)ジャスモン酸噴霧処理によるトスポウイルス病防除効果についてシロイヌナズナ及びはくさいを用いて検討したところ、媒介虫であるミカンキイロアザミウマの食害活動が抑制され、次世代の卵、幼虫、蛹及び成虫数も約40~90%程度減少した。トスポウイルス感染植物体上でアザミウマ幼虫の行動を調べたところ、ウイルス感染発病部位に対して3~8倍程度の強い選好性を示した。アザミウマのブースター天敵であるアカメガシワクダアザミウマの利用については、株当たり6頭放飼が防除に最適であり、アカメガシワクダアザミウマ増殖には羽化後4週までのメスの放飼が有効であった。2)新たなジーンバンクロットからイネ萎縮ウイルス(RDV)抵抗性と思われる2品種を選抜した。RDVに対してRNA干渉を起こす飼料イネ(たちすがた、タチアオバ)の形質転換体(各々11系統と5系統のT1世代の種子)を得た。3)オルピディウム菌により媒介されるメロンえそ斑点病について植物由来レクチン7種の防除効果を比較したところ、チョウセンアサガオ由来のレクチン(DSA)が感染メロン根のウイルス増殖量を約1/4程度に抑えた。また、メロンえそ斑点ウイルス中空粒子(ゲノム遺伝子を持たない空のウイルス粒子)が本ウイルスと媒介菌の結合を抑制したことから、新たな防除資材の候補とした。
カテゴリ あさがお 抵抗性 はくさい 品種 防除 メロン

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