l.飼料作物の育種素材開発のためのDNAマーカー利用技術と遺伝子組換え技術の開発

課題名 l.飼料作物の育種素材開発のためのDNAマーカー利用技術と遺伝子組換え技術の開発
課題番号 2009013905
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,畜草研,飼料作物育種工学研究チーム
協力分担関係 家畜改良センター
山梨県酪農試験場
クミアイ化学工業(株)
(独)農業生物資源研究所
研究期間 2006-2010
年度 2009
摘要 1)とうもろこしでは耐湿性に関わる通気組織形成のQTL領域に合計36個のマーカーを開発し、詳細な連鎖地図を作成した。ライグラス類ではこれまで同定した冠さび病抵抗性遺伝子を「はたあおば」に戻し交配し、BC1F1を得た。2)アポミクシス遺伝子の単離については、約12~20Mbpにわたり組換え抑制されたアポミクシス遺伝子領域に約200個の高密度STSマーカーを作出してBACクローンを網羅的に取得し、次世代シークエンサーにより配列を決定した。同領域に座乗する遺伝子をこれまでに50個以上見出した。また、ガンマ線照射により同領域に1~2Mbpの巨大欠失を生じた変異体を2系統見出した。さらに44Kの大規模マイクロアレイによる発現解析を行い、アポミクシス遺伝子本体を含む確率の高い情報を得て現在解析を行っている。3)組換え飼料作物の開発では、バイオマス資源作物のダンチクではパーティクルガン法により形質転換カルスの獲得に成功した。同じくエリアンサスとミスカンサスでは多様な遺伝資源の中から、カルス誘導可能な系統を見出し、ミスカンサスでは植物体の再分化に成功した。また、安全性に配慮した組換え体を開発するために、とうもろこし自身からクローニングしたアセト乳酸合成酵素(ALS)型除草剤耐性遺伝子を国産自殖系統Mi29へアグロバクテリウム法により導入し、宿主由来の遺伝子のみによる遺伝子組換え体を得た。
カテゴリ 病害虫 育種 遺伝資源 除草剤 飼料作物 耐湿性 DNAマーカー 抵抗性遺伝子 とうもろこし

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