a.フィールドサーバの高機能化と農作物栽培管理支援技術の開発

課題名 a.フィールドサーバの高機能化と農作物栽培管理支援技術の開発
課題番号 2009013908
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,フィールドモニタリング研究チーム
研究期間 2006-2010
年度 2009
摘要 1)フィールドサーバの構成要素をモジュール化し、用途に合わせて機能を選択できるようにした。また、筐体構造を工夫することで強度の高いポリカーボネイト製にすることができた。土壌水分センサもポール内に格納できるようになり、フィールドサーバのオールインワン化が実現できた。これらにより、多機能化、低コスト化、メンテ性向上が期待できる。2)工業分野では単機能であるが超小型である市販のセンサノード(Mote)がよく使われている。Moteの計測データがどのように取得できるか解析し、エージェントシステムでMoteのデータを取得できるようにした。これにより、フィールドサーバと同時にMoteのデータの収集が可能となった。3)フィールドサーバ等計測装置の移動手段としてほ場内で汎用的に移動計測できる6脚ロボット及び周辺機器の仕様を決定した。これをエージェントで制御するためのインターフェースを試作した。4)果樹等で土壌水分をモニタリングしながらかん水制御を行うためには、樹体及び根圏全体の土壌水分に関する情報が必要であるが、市販の土壌水分センサの計測領域はセンサ表面数10mmであるため、多数のセンサを埋設する必要があった。フィールドサーバの機能を用いて、従来よりも広い領域で土壌水分を計測できる低コストな土壌水分計測手法及び樹体水分計測手法を考案し、ほ場テストを行った。5)フィールドサーバが撮影した画像に対して、変化画像抽出をユーザがオンデマンドで実行したり変化抽出を定期実行するWebインターフェースを開発した。既存のシステムではインストールや設定が面倒であったが、本システムではユーザがWebインターフェースで操作するだけで定期実行の登録や過去画像の処理が行える。また、本システムは中央農研が管理していないフィールドサーバでも利用でき、鳥獣害対策のための鳥獣の生態観察などに活用できる。6)「担い手」プロのリモセン/GIS研究グループで収集されたデータの「作業計画・管理支援システム」と連携し、新たに得られたデータのGISデータベース化及び評価を行った。また、腕時計タイプRFIDリーダとPDAによるウェアラブルRFID読取・記録システムの評価実験を行い、作業対象物へのRFIDタグの貼付方法、読取方法及び読取精度を評価した。7)これまでに開発した精密農業用ソフトとフィールドサーバ等のデータを統合するため、20年度に開発した拡張GPX(GPS exchange format)形式をユーザ拡張ができるようにした。また、地図データのシェイプ変換機能の改良とシェイプに含まれる属性データの表示機能の追加を行った。8)モバイル機器の新潮流に対応するためにAndroid プラットフォームでの開発試験を行い、地図ビューアを開発した。また、モバイル利用の可能性を広げるために2つのインターネット地図配信サービスを公開・整備した。
カテゴリ 管理システム 栽培技術 GPS 鳥獣害 データベース 低コスト モニタリング ロボット

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