課題名 |
春播小麦新品種育成試験 |
研究機関名 |
北海道立北見農業試験場
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研究分担 |
麦類科
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研究期間 |
継H18~22 |
年度 |
2008 |
摘要 |
目的:パン用良質、多収、各種障害抵抗性の品種を育成する。、 c 試験の概要: (a) 品種に関する試験:品種保存として391品種・系統を栽植、特性を調査した。、(b) 交配:90組合せ(圃場68、温室内22)を実施した。、(c) F1養成:101組合せ(圃場93、温室内8)のF1養成を実施した。、 (d) 集団養成:F2~F4の95組合せ供試(鹿児島F2~F3 7組合せ、沖縄F2~F3 10組合せ冬季栽培)。、 (e) 個体選抜:F3~F4の20組合せ、156,300個体を供試。2,684個体、13,786穂を圃場選抜し、穂発芽性、外観品質により室内選抜を実施した。、 (f) 集団育種法による系統選抜、育成:系統選抜1年目7組合せ406系統を栽植し、圃場での形質、穂発芽検定の結果などから10組合せ91系統を選抜した。系統選抜2年目以降17組合せ91群355系統を栽植し、圃場での形質、穂発芽検定の結果などから17組合せ63群84系統を選抜した。別にSSD法により育成したF64組合せ9群38系統を栽植し、圃場での形質、穂発芽検定の結果などから3組合せ6群6系統を選抜した。、 (g) 派生系統育種法による系統選抜、育成:系統選抜1年目17組合せ2,067系統を栽植し、圃場での形質、穂発芽検定の結果などから17組合せ274系統を選抜した。系統選抜2年目以降35組合せ171群598系統を栽植し、圃場での形質、穂発芽検定の結果などから 34組合せ108群151系統を選抜した。、 (h)戻し交配とマーカー選抜による系統育成試験:1組合せのBC5F4の2群40系統を栽植し、圃場での形質、穂発芽検定の結果などから2群17系統を選抜した。、 (i) 葯培養による系統選抜、育成:系統選抜2年目以降1組合せ5群36系統を栽植し、圃場での形質、穂発芽検定結果などから5群6系統を選抜した。、 (j) 中央農試現地選抜試験:中央農試において選抜された道央以南向け品種育成系統2組合せ2群10系統を栽植し、圃場での形質、穂発芽検定結果から2群2系統を選抜した。、 (k) 特性検定:生検、生予供試材料等の育成系統および導入品種等を供試し、耐病性、穂発芽性について調査した。、(l) 生産力検定予備試験及び小規模生産力試験:生産力検定予備試験8組合せ、11系統、小規模生産力試験30組合せ、86系統について、標準品種として「春よ恋」、比較品種として「ハルユタカ」「はるきらり」を供試した。収量性、病害、障害耐性、外観品質の優れた系統を品質検定試験に供試して分析し、生産力検定予備試験では、「北系春802」、「北系春805」、「北系春806」、「北系春808」の4系統を継続とした。小規模生産力試験では、24系統を継続とし、そのうち9系統に北系春番号を付した。、 (m) 生産力検定試験:「北見春70号」および標準、比較3品種を供試。手播条播、ドリル播試験(肥料水準2処理)を実施。各地の奨励品種決定調査と合わせて検討の結果、有望として、次年度現地試験を実施することとした。、 (n) 穂発芽性“極難”小麦系統の作出:「19S26」、「20S24」、「20S28」、「20S31」は成熟期10日後収穫の穂に15℃8日間の人工降雨処理を行っても、発芽は極僅かで、低いα-アミラーゼ活性を維持した。、
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カテゴリ |
肥料
育種
小麦
新品種育成
抵抗性
品種
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