赤かび抵抗性小麦品種の育成・利用を核にしたかび毒汚染低減

課題名 赤かび抵抗性小麦品種の育成・利用を核にしたかび毒汚染低減
研究機関名 北海道立北見農業試験場
研究分担 麦類科
研究期間 継H18~21
年度 2008
摘要 目的:有望系統の赤かび病抵抗性およびかび毒蓄積性を検定する。かび毒低蓄積性品種の早期育成を目的として、DNAマーカーを利用した反復戻し交配育種を行う。、成果:春まき小麦では「北見春70号」、「はるきらり」が「ハルユタカ」、「春よ恋」と比較して発病指数、赤かび粒率、DON蓄積量が低かった。秋まき小麦では「北見82号」が、「ホクシン」、「きたほなみ」と比較して発病指数、赤かび粒率、DON蓄積量とも低かった。「16036」については発病指数、赤かび粒率、DON蓄積量とも「北見82号」より更に低く、赤かび病抵抗性“強”系統「14006」と同程度のかび毒蓄積性であった。DNAマーカーを利用した反復戻し交配育種では、秋まき小麦については「蘇麦3号」を抵抗性供与親、「きたほなみ」を反復親とし2DL、3BS、4BS、5AS、6BSのQTL近傍マーカーの遺伝子型が蘇麦型(以下、マーカーが蘇麦型と表記)のBC6F1を作出した。また、春まき小麦については「蘇麦3号」由来の抵抗性QTLを保持し、「蘇麦3号」並のかび毒低蓄積性をもつ「GS02-71」を抵抗性供与親、「はるきらり」を反復親として養成した3BS、5AS、6BSのマーカーが蘇麦型のBC5F4系統群について、赤かび病発病指数、赤かび粒率、DON蓄積量が反復親「はるきらり」より低いことを明らかにした。これら系統群の農業特性は「はるきらり」に近いことから、優良な農業特性を備えたかび毒低蓄積性系統として有望であると考えられた。なお、BC5F4は系統群内において稈長等に分離が認められたことから、より「はるきらり」に近い系統を選抜し、品質検定を実施した。育種素材の早期作出については、春まき小麦では温室養成によりBC6F4を温室養成した。秋まき小麦では温室養成によってBC3F4、BC4F3、BC5F3を作出した。
カテゴリ 育種 小麦 DNAマーカー 抵抗性 品種

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