牛肉の不飽和度向上に関する遺伝子診断技術の効果的な利用方法の確立

課題名 牛肉の不飽和度向上に関する遺伝子診断技術の効果的な利用方法の確立
研究機関名 山形県農業総合研究センター畜産試験場
研究分担 家畜改良科
研究期間 H19~20
年度 2008
摘要 牛肉脂肪の不飽和度に対する遺伝子型の効果をより明確にするとともに、遺伝子の交互作用や寄与率を確認し、遺伝子診断技術の効果的な利用方法を確立する目的で試験を行なった。、 県内で生産された黒毛和種肥育牛976頭の枝肉から僧帽筋を採取し、ガスクロマトグラフ法により脂肪酸組成を測定した。脂肪酸合成酵素(FASN)、不飽和化酵素(SCD)、SREBPの遺伝子型はPCR法によりDNAを増幅した後電気泳動により判定した。筋肉内脂肪のオレイン酸及び不飽和度における種雄牛、と畜年、と畜季節、農家、性、出荷時月齢、FASN,SCD,SREBPの遺伝子型を要因とした分散分析を行い、各遺伝子の交互作用を解析した。と畜年、と畜季節、農家、性を母数効果として遺伝率及び個体の育種価を算出した。なお、FASN,SCD,SREBPの各遺伝子型を考慮した個体の育種価も算出し、遺伝子型を考慮しない育種価との差から重回帰分析により各遺伝子型の寄与率を解析した。、 その結果、筋肉内脂肪のオレイン酸及び不飽和度の育種価に対するFASN,SCD,SREBPの遺伝子型の寄与率は0.035~0.312、0.001~0.194であった。
カテゴリ 育種 出荷調整 診断技術 肉牛

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