高能力豚の造成

課題名 高能力豚の造成
研究機関名 福島県農業総合センター
研究分担 畜産研究所
研究期間 継H18~H22
年度 2008
摘要 目的:通常肉豚生産のためにはランドレース種、大ヨークシャー種、デュロック種が必要とされる。ランドレース種については平成15年度に系統豚「フクシマL2]が完成し、平成16年度から供給を開始している。残りの2品種については供給箇所が限られる状況にあり、特に生産者からの要望が多いデュロック種についても供給できる体制を整えることを目的として造成試験を行う。、成果:肉豚生産はランドレース種(L)、大ヨークシャー種(W)、デュロック種(D)の3品種を用いた3元交雑豚(LWD)の利用が一般的である。福島県産豚のさらなる安定供給及びブランド化が求められている中、種豚場の減少や家畜防疫の面で生産者は種豚確保が困難な状況となってきていることから、ランドレース種の系統豚「フクシマL2」に続く2品種目として、三元交雑豚の止め雄であり特に要望の多いデュロック種の造成試験を実施する。造成にあたってはコスト削減のため小規模で、かつ長期供用のため閉鎖群にこだわらず維持していくこととしている。平成20年度は、閉鎖群育種の3世代選抜により完成した「フクシマD桃太郎」の供給を開始するとともに、遺伝的斉一性の損失を最小限にしながら近交度の上昇をなるべく抑制する遺伝子の導入量と頻度を明らかにするための近交度シミュレーション試験を開始した。平成20年4月1日時点の種豚群の血統情報を基に、種豚頭数を雄7頭雌21頭、種豚の年更新率を43%、平成24年度に外部導入豚(「フクシマD桃太郎」と血縁関係を持たず近交係数10%)の雄と「フクシマD桃太郎」の雌2頭と交配して得られるF1雄2頭を種豚群に組み入れて以降閉鎖群で維持した場合をシミュレーションした結果、全期間閉鎖群で維持した場合と比較して平成30年度には平均近交係数が1.9%、平均血縁液数が3.4%低くなり、遺伝的寄与率を見ても外部導入遺伝子が効率的に種豚群内に広がっていくことが観察された。また平成24年度の種豚群内の最小血縁係数の低下も3%程度にとどまった。
カテゴリ 育種 コスト 品種 豚

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