課題名 | 気象変動に打ち勝つ果樹の土壌管理技術の確立 |
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研究機関名 |
福島県農業総合センター |
研究分担 |
生産環境部 |
研究期間 | 継H18~H27 |
年度 | 2008 |
摘要 | 目的:土壌の養水分や地温に対する根、地上部の反応モデルを作成し、それをもとにした不順天候時の土壌管理技術を確立し、果樹の安定生産に寄与する。、成果:地下水位が高い過湿条件においては根の発生は少なく、逆に乾燥条件では根の発生が多いことをMR法により示した。また、5~7月の水分ストレスは、秋根の発生に大きく影響することが明らかとなった。果実品質について、常に排水されている過湿区では標準区と比較して1果重及び糖度は変わらなかった。一方、地下水位を上昇させた過湿区では黄変落葉が見られ糖度が上昇した。土壌水分条件の違いは地上部並びに根部に大きく影響していることを明らかとした。乾燥条件では根部への影響は少なく、過湿条件では影響が大きかった。特に地下水位が高く維持されるような過湿条件では根は劇的に少なくなり、逆に水が停滞しなければ過剰な水分を供給した方が根部並びに地上部は多くなることが分かった。 |
カテゴリ | 乾燥 土壌管理技術 |