課題名 | 伝統作物の特性解明と出荷拡大を目指した栽培技術確立 |
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研究機関名 |
福島県農業総合センター |
研究分担 |
作物園芸部 |
研究期間 | 完H18~H20 |
年度 | 2008 |
摘要 | 目的:消費者が求める機能性が高く加工適性に優れる系統を県内在来品種から選定し、これらを安定的に供給するための栽培技術を確立する。、成果:(1)郡山市の伝統野菜である阿久津曲がりねぎは、夏期に移植すると、移植の影響は移植直後に大きいがその後の栽培期間中持続する。移植による糖濃度の上昇は厳寒期に現れる。(2)「阿久津ネギ」は、千住群品種と比較して厳寒期の糖度が向上し柔らかくなる。加賀群品種の中では分けつが少なく、移植によって生育の減少度合いが少ない品種であり、曲がりねぎ用の品種として適している。(3)阿久津曲がりねぎ栽培での春の定植方法を検討した結果、1か所当たりの定植本数が3~5本、栽植密度が30本/畦1mまでであれば生育に差がなく、株の充実や作業性を考慮すると慣行の定植様式が適している。 |
カテゴリ | 加工適性 機能性 栽培技術 出荷調整 伝統野菜 ねぎ 品種 |