課題名 |
3.核果類新品種の育成1) モモ新品種の育成、(1)優良品種の育成(2)育種効率化の検討、 |
研究機関名 |
山梨県果樹試験場
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研究分担 |
落葉果樹育種科
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研究期間 |
S63~ S63~ |
年度 |
2008 |
摘要 |
早生種の育成を中心に17組合せの交雑を行い、10組合せで38個体、「ちよひめ」の自然交雑実生からは12個体、合計50個体の実生を獲得した。平成19年度に獲得した実生66個体を圃場に定植した。、結実した実生71個体について果実調査を行った。H17年度交雑実生の初結実66個体については、12個体を継続とし、果実品質が劣る54個体を淘汰した。1次選抜系統及び有望個体の5個体については、1次選抜系統「山梨11~13号」のうち極早生の「山梨11号」が、食味検討会での評価が高かったので、二次選抜系統とし、来年度から品種登録に向けた調査を行う。他の2系統ついては継続調査とした。有望系統の硬肉モモ「12-7」は軟化の確認はできたが、発酵臭等があった。「11-22」は淘汰した。ガンマ線を照射した個体は、「夢しずく」では照射量160Gyが2芽、80Gyが60芽、「白鳳」では80Gyが46芽が生存している。複数の実生を1樹で選抜する育種圃場の有効活用では、「あかつき」に高接ぎした「ゆうぞら」の自然交雑実生28個体については、2個体が初結実した。接ぎ木による育種年限の短縮では、平成19年度交雑実生68個体について幼苗段階での緑枝接ぎを行った。活着率は80%以上であったが、その後の伸長が自根樹より劣った。、効率的な実生獲得方法では、胚培養の培地組成と播種方法の検討を行った。培地組成は、慣行1/2MS培地と果樹研究所推奨のBrooks&Houghの培地を比較したところ、早生品種を母本に用いた場合は、BH培地の方が良かった。播種方法の検討では、福島果試推奨の直播き法に用いる核を現在4℃で保存している。、
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カテゴリ |
育種
栽培技術
新品種
高接ぎ
接ぎ木
播種
品種
もも
良食味
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