課題名 | バークの乾燥技術支援 |
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研究機関名 |
高知県立森林技術センター |
研究分担 |
資 源 利用課 |
研究期間 | 完H19~20 |
年度 | 2008 |
摘要 | 目的:平成12年度に森昭木材(株)と農業技術センターと工業技術センターの3者によって、施設園芸用養液培地として開発された、バークを利用したモックウールについて、その製造工程でバークの乾燥不備による不良品の発生や、乾燥速度に季節差があるなどの課題が認められた。そこで、バークの乾燥工程における課題を解決するために、太陽熱を利用した予備乾燥技術を確立する。、成果:ガラス温室内の乾・湿球温度は、図1に示すとおり当初想定した予備乾燥時間帯の8時から14時までの6時間で乾燥に期待できる温度差を確認した。また夜間では、夏季は若干の乾燥の促進が期待できるが、冬季では温度差がなく、結露状態となり乾燥の促進は期待できないことが確認された。予備乾燥時間帯6時間における乾燥効率は、図2に示すとおり夏季送風乾燥で9.5%/hが確保でき、初期含水率100%のバークを、40%に低下させることが可能となった。冬季は2.4%/hが確保でき、夏季の屋外乾燥に比べ2倍以上の乾燥効率が得られた。また、送風効果により表層部と中心部の乾燥効率差を抑えることが可能となった。 |
カテゴリ | 乾燥 技術支援 施設園芸 |