課題名 |
秋播小麦新品種育成試験 |
研究機関名 |
北海道立北見農業試験場
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研究分担 |
麦類科
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研究期間 |
継H18~22 |
年度 |
2009 |
摘要 |
目的:耐病性及び耐穂発芽性など障害抵抗性を具備した良質・多収品種育成。、成果:(a)品種保存として354品種・系統の特性調査。(b)115組合せの交配と採種、118組合せのF1の養成および採種。F1の次年度取扱いは、43組合せを個体選抜、65組合せを集団養成、6組合せを雪腐病集団淘汰、1組合せを赤かび病集団淘汰、残りを廃棄。(c)F2~F3の45組合せ244,500個体を圃場選抜 (3,631個体、42,015穂)の後に穂発芽検定および外観調査などから、44組合せ5,510個体(または穂)を選抜。(d) 系統育種法で、F3世代10組合せ1,057系統から10組合せ128系統を選抜。F4以降35組合せ228群729系統20組合せ122系統を選抜。(e)138組合せ(うち22組合せは雪腐黒色小粒菌核病菌を接種した集団淘汰)を養成。次年度の取扱いは、41組合せを継続、11組合せを穂別系統、2組合せを個体選抜、11組合せを雪腐病集団淘汰、1組合せを赤かび病集団淘汰、残りを廃棄。(f) 集団育種法で、系統選抜1年目13組合せ1,642系統から、13組合せ112系統を選抜。系統選抜2年目以降45組合せ215群917系統から、23組合せ87系統を選抜。(g) 派生系統育種法で、系統選抜1年目41組合せ7,646穂別系統から、38組合せ673系統を選抜。系統選抜2年目以降83組合せ767群2,407系統から、49組合せ243系統を選抜。(h) 半数体育種法で、系統選抜2年目以降15組合せ181群253系統から、9組合せ23系統を選抜。、 (i) 特性検定試験:耐寒性(北見農試37品種系統)、雪腐大粒菌核病(北見農試53)、雪腐小粒菌核病(褐色小粒:上川農試494、黒色小粒:北見農試54)、紅色雪腐病(北見農試73)、褐色雪腐病(中央農試遺伝資源部126)、耐病性(コムギ縞萎縮病:中央農試463、赤さび病:中央農試85、赤さび病・うどんこ病:北見農試518、赤かび病:北見農試麦類科 ミスト灌水+接種547+ポイント接種31,北見農試病虫科 ポイント接種112)および耐穂発芽性(十勝農試335、北見農試175)について実施。、(j)生産力検定予備試験では、 590系統+標準・比較2~5品種から102系統を選抜し、次年度は3系統を供試し、その他を廃棄。小規模生産力試験の選抜系統から11系統を新たに系適に供試。、 (k) 生産力検定試験:「北見83号」「北見85号」の2系統と7標準・比較品種を供試し、 畦幅30cmの標準栽培、畦幅20cmのドリル標肥とドリル多肥の3試験と各地の奨励品種決定調査から、「北見83号」「北見85号」を継続検討。、 (l) 穂発芽および低アミロ耐性が穂発芽性“極難”の「北系1838」並に極めて優れ、雪腐病抵抗性が“やや強~中”、「ホクシン」並収量で「きたほなみ」並良粉色を示した「20134」を選抜。雪腐病抵抗性“極強”の遺伝資源「P.I.173438」に匹敵する抵抗性で穂発芽性“やや難”、強稈性に優れ「ホクシン」より多収の「20219」を選抜。穂発芽性極難系統の雪腐病抵抗性の改良を目的とし、穂発芽性“極難”系統と雪腐病抵抗性に極めて優れる系統を交配。、
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カテゴリ |
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