クリーン農業による環境保全効果の指標となる天敵生物の選択

課題名 クリーン農業による環境保全効果の指標となる天敵生物の選択
研究機関名 北海道立北見農業試験場
研究分担 病虫科
研究期間 新H21~23
年度 2009
摘要 目的:慣行栽培と比較して殺虫剤使用回数を削減した減農薬栽培(クリーン農業)における害虫と天敵種の発生状況を調査し、天敵種の回復を通して減農薬栽培の持つ環境保全効果を確認し、天敵生物を環境保全効果検証の指標種と位置づける。、成果:、 (a) 小麦畑における主要なアブラムシ類捕食性天敵は、テントウムシ類(ナミテントウ、ナナホシテントウ、ヒメテントウ類、コカメノコテントウ、ジュウサンホシテントウ)、脈翅目類(クモンクサカゲロウ、ヤマトクサカゲロウ)、ヒメハナカメムシ類(ナミヒメハナカメムシ)であった。、 (b) 薬剤防除の影響は、殺虫剤を2回散布した慣行区ではどの種類に対しても影響があったと考えられた。殺虫剤1回散布区では、ヒメハナカメムシ類、テントウムシ類幼虫に影響が認められたが、テントウムシ類成虫は殺虫剤無散布区と発生推移の違いが無く、影響は小さいと考えられた。脈翅目類への影響は判然としなかった。見取り調査では、寄生蜂の寄生によるマミーの確認数が少なく、影響は不明であった。
カテゴリ 病害虫 害虫 カメムシ くり 小麦 農薬 防除 薬剤

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