| 課題名 |
めん用小麦新品種「あおばの恋」の温麺適性の解明と安定供給栽培技術の確立 |
| 研究機関名 |
宮城県古川農業試験場
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| 研究分担 |
水田利用部
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| 研究期間 |
新H21~23 |
| 年度 |
2009 |
| 摘要 |
目的:「シラネコムギ」の製めん適性上の問題点を改善するポテンシャルをもち平成20年から本県で奨励品種に採用した「あおばの恋」の温麺(細めん)適性を解明し,適正品質安定供給栽培技術を確立することで地場産小麦を使った温麺の商品化技術の開発を図る。、成果:1)異なる播種期,肥培管理方法により栽培した「あおばの恋」を用いて加工特性を検討したところ,製粉特性に関してはタンパク質含有率と製粉歩留,良質粉割合などに強い相関が見られた。一方,製めん特性に関しては,タンパク質含有率が多いほど生地やめんの粘弾性や延性に関わるグリアジンの割合が多い傾向があった。なお,グリアジンは分子量の大小により2種に大別されるが,タンパク質含有率が多いほど分子量大の割合が多い傾向があった。 、2)タンパク質含有率と茹で麺の水分含量には弱い逆相関が,茹で麺の表面の硬さと破断点の硬さには正の相関が見出された。また,タンパク質含有率が9%以上で歯ごたえ指標が6を超える傾向が認められた。さらに,製めん性や官能評価の観点でも,タンパク質含有率の高いグループで製めん作業性,茹で伸びに対する特性が優れるなど,タンパク質含有率と温麺品質との関係性が明らかとなり,タンパク質含有率が評価指標候補のひとつとして有力と考えられた。、3)赤かび病防除のための開花期予測では,出穂~開花期における発育下限温度,有効積算温度を明らかにした。また,幼穂長が出穂期予測の指標として極有望であった。収穫適期幅の解明では,外観品質の低下要因が成熟期後の降雨であること,低下程度は「シラネコムギ」と同程度であることを明らかにした。また,製粉性は「シラネコムギ」より低下しにかった。一方,目標生育量の設定については,主要な生育ステージにおける生育量指数と収量性との相関を見出し,単年度ではあるが目標生育量の設定が可能であった。また,倒伏の危険性,子実タンパク質含有率の制御についても肥培管理法の確立に向け有益な情報が得られた。
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| カテゴリ |
加工特性
小麦
栽培技術
新品種
播種
肥培管理
品種
防除
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