麹菌等の高度利用化技術の開発、 -新規分子育種法の醸造食品及び新規発酵産業への応用-

課題名 麹菌等の高度利用化技術の開発、 -新規分子育種法の醸造食品及び新規発酵産業への応用-
研究機関名 秋田県農林水産技術センター総合食品研究所
研究分担 応用発酵・酵素・微生物
研究期間 完H19~21
年度 2009
摘要 目的:麹菌の新規DNAトランスポゾンの転移活性を利用した「非組換え」型分子育種法と伝統的選抜育種法を駆使し、様々な実用麹菌株を開発する。有用菌株による褐変しにくい米麹の製造や機能性成分の高い発酵食品の開発等を目指す。また、米麹造り等の伝統技術で培われてきた個体培養技術を応用し、麹菌が得意とする分解活性を高度に引き出すと共に、放線菌や細菌類を活用した食品加工未利用資源および廃棄物の効率的な分解技術を開発する。、成果:、【麹菌トランスポゾンCrawlerの優良株育種への応用】、1) AOK139株は52℃のストレス処理および、Cu20mMにより高効率で転移株が得られ、両処理区から分生子色、気中菌糸長、分生子形成数等の多様な変異株が多数得られた。、2)AOK139株の白色分生子変異株が独立して2株得られ、1株においてはwA(polyketidesynthase)遺伝子にCrawlerが逆区方向に挿入されていた。、3) 白色分生子変異株は米麹?シャーレ培養において10世代以上安定であった。、4)味噌用麹菌AOK139株について幾つかの低褐変性候補株およびトランスポゾン変異株バンク(約1300株)が得られている。、【味噌仕込み試験およびAOK139株変異株による米麹特性】、 5)AOK139株の遺伝子解析より、高リパーゼ活性とキシラナーゼ遺伝子群が多いことが高機能性に寄与しているものと推定された。、 6)AOK139の利用によりオリゴ糖含量が高くなることが認められた。、 7)麹の酵素力価測定により、どの変異株も十分な製麹特性を有することが認められた。、【糖質関連酵素の解析】、 8)県内製粉工場より見出した高度生澱粉資化生菌3株を、その16s塩基配列よりそれぞれStreptomyces属(E-2248株)、Aeromonus属(50-2株)、B.cereus株(C-株)と同定した。、 9)E-2248株由来のRSAの精製と遺伝子機能解析を行うとともに、本遺伝子をS.cerevisiaeで発現させ、酵素の安定生産を可能とした。
カテゴリ 育種 加工 機能性 機能性成分 未利用資源

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