機能カイコ・まゆ・シルク生産技術の創出

課題名 機能カイコ・まゆ・シルク生産技術の創出
研究機関名 福島県農業総合センター
研究分担 作物園芸部
研究期間 継H18~H22
年度 2009
摘要 目的:高品質、高物性などの繭糸を産生し、かつ高強健性であるカイコを作出し、その飼育技術体系およびカイコの機能利用法を確立するとともに有用な特徴をより発現させるべく生糸の繰製技術および加工・製品化技術を体系的に開発する。、成果:手術用縫合糸等に適する高物性(高強度)生糸を作出すべく、蚕の品種改良と生糸の繰糸技術面から検討した。(1)「小石丸」と「中515号」の交雑後代種蚕の飼育成績は、7系統を継代したところ、「GK-2-え冷(GK-2-E)」および「GK-2-い冷(GK-2-I)」が計量形質において優れていた。また、絹糸質は「GK-2-い冷(GK-2-I)」が繭糸繊度などで優位な傾向を示した。さらに、「GK-2-E」、「GK-2-I」の2系統について外部評価を依頼した結果、、「GK-2-E」は、初秋・晩秋蚕期とも原糸直線で5g/dを越え、晩秋蚕期に5.46g/dの最高値を示し、優れた特性を有することが再確認された。(2)高強度生糸産生能を有するクワコ交雑6系統について選抜による改良を継続した結果、虫繭質は、春蚕期では「レモンA即」、晩秋蚕期では「レモン(2)即」、繭糸質は、春蚕期では「黄早大(2)即」と「レモンA即」が優れる傾向を示した。(3)福島県ゆかりの品種を用いて作出した新交雑種のうち、「赤熟×中515号」が上繭収量および繭糸質の全項目において最も高い値を示した。
カテゴリ カイコ 加工 飼育技術 品種 品種改良 レモン

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