野菜・花きの土壌肥料に関する素材開発研究、2.野菜の環境保全的土壌管理技術の開発

課題名 野菜・花きの土壌肥料に関する素材開発研究、2.野菜の環境保全的土壌管理技術の開発
研究機関名 長野県野菜花き試験場
研究分担 環境部
研究期間 継H20~25
年度 2009
摘要 目的:野菜畑を対象に、地域の有機資源を活用しながら適正施肥を実現していくための、利用方法及び土壌管理技術を開発する。、県内で生産される各種有機物について、窒素無機化等の基礎的データを収集し、「有機物利用の手引き」改訂に役立てる。、野菜に対する有機物の窒素肥効率を栽培試験で検証する。レタス根腐病等野菜の土壌病害の発生に及ぼす、土壌管理要因(土壌水分、透排水性、耕耘の有無等)の影響を調べ対策に役立てる。県内の耕作放棄地は1.7万ha余りで、耕地面積の17.5%に当たり、全国平均より耕作放棄地が多い。その対策として、土壌肥料分野では、労力をかけずに地力や土壌の物理性を維持・改善し、将来の営農に備える土壌管理方法を検討する。 、、結果:県内で生産販売されている牛・豚・鶏ふん堆肥の窒素無機化は、培養(試料サイズ等)、土壌(黒ボク土・灰色低地土)条件の影響を受け、窒素無機化率の推定精度の向上には、さらにデータの蓄積が必要と判断された(平成21年度終了県プロ)。県内で生産販売されている牛・豚・鶏ふん堆肥を3年間連用し、レタス、ハクサイに対する黒ボク土での肥効を調べた。0.5M塩酸抽出法による推定N肥効率は、実際の圃場での肥効率より低く評価される傾向が認められた。、レタス根腐病人工汚染土(レース1、2野生菌添加)のポット試験において、稲わら、コーヒー粕、針葉樹葉(アカマツ、ヒノキ、スギ)、廃棄きのこ(エノキタケ、バイリング)、硫酸カルシウム(0.5%)、スギ林表土、カラマツ林表土を添加し感受性レタスを栽培した結果、未熟粗大有機物では発病度低下と窒素飢餓、廃棄きのこでは発病度低下と生育促進が観察された。 
カテゴリ 肥料 えのきたけ 施肥 土壌管理技術 排水性 はくさい レタス

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