課題名 | ハイリスク港指定解除に向けたマイマイガ密度管理方法の開発 |
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研究機関名 |
広島県立総合技術研究所林業技術センター |
研究分担 |
林業研究部 |
研究期間 | 継H20~22 |
年度 | 2009 |
摘要 | [目的]、 広島港など日本の6箇所の貿易港周辺はマイマイガの密度が高く,アメリカ合衆国及びカナダ両政府からハイリスク港として指定され貿易に障害をきたしている。そこで,ハイリスク港指定解除に向けマイマイガ防除対象地域の特定及び物理的防除技術の改善を行う。、[全体計画]、(1)マイマイガ防除対象地域の特定(雌成虫の飛翔距離推定,フェロモントラップによる雄成虫の誘殺範囲の解明)、(2)物理的防除技術の改善(餌にならない緑化樹の特定)、[成果の概要]、(1)マークした雌成虫を放し追跡した結果,平均移動距離は16m(範囲4-45m)であった。、(2)5m~500mの範囲での再捕率を求めた。5m,25mはフェロモントラップを試験地の中央に設置した上で,そこから4方位のライン上で放虫し,トラップの捕獲数を確認した。その結果,フェロモントラップからの距離が増すにつれて再捕率は減少する傾向が確認された。、(3)広島港周辺に多く分布していた緑化樹を中心に15種の葉を用いて摂食試験を実施した。1齢期間中に全幼虫が死亡した樹種は,クロマツ,サクラ類(ソメイヨシノ),キョウチクトウ,ナンキンハゼ,カイヅカイブキ,ヤマモモ(旧年葉のみ),コジイ,センダン,一方,3齢まで達した樹種は,ニセアカシア,ヤマモモ(当年葉のみ),ケヤキ,コナラ,ポプラ,プラタナス,エノキ,クスノキであった。 |
カテゴリ | さくら なす フェロモン 防除 もも |