課題名 | バラ原油高騰対策技術開発試験 |
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研究機関名 |
愛媛県農林水産研究所企画環境部・農業研究部 |
研究分担 |
花き研究指導室 企画調整室 |
研究期間 | 継H21~22 |
年度 | 2009 |
摘要 | 目的:県下のバラ栽培は冬期のハウス内の暖房温度が18℃と高く、燃料費が経営費の20%以上を占めている。そこで、バラのロックウール栽培に適した低温伸長性台木を選抜し、これを利用した生産技術を開発する。これにより燃料費を約50%削減し、農業経営の安定化を図る。、成果:(ア) 低温伸長性台木の接木親和性の評価、ローテローゼ、リトルマーベルについて、選定した3系統の台木との接木を、5・7・9月に行った。5月の接木では1/3~3/4程度が活着し育苗できたが、7月は1/5以下と著しく低下した。9月はミスト施用の回数を多くしたところ、4/5以上と改善された。、(イ) 優良低温伸長性台木を利用したバラ周年栽培技術の確立 、ローテローゼ、リトルマーベルを選定した台木3系統、既存台木2品種に接いだ苗及び自根で育苗した苗を8月に定植した。11月より収穫を開始し、冬期の異なる温度管理(18℃、13℃)で切りバラ本数や品質を調査した。その成果、台木を用いることによって、ローテローゼでは切り花長が長くなり、リトルマーベルでは切り花本数が多くなった。いずれの品種も、暖房温度13℃で栽培すると茎にやや赤みを帯び、ローテローゼでは花弁に黒ずみが見られた。 |
カテゴリ | 育苗 温度管理 経営管理 栽培技術 台木 ばら 品種 |