課題名 | o.フェロモン利用等を基幹とした農薬を50%削減するりんご栽培技術の開発 |
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課題番号 | 2010014872 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,東北研,省農薬リンゴ研究チーム (独)農業・食品産業技術総合研究機構,果樹研,省農薬リンゴ研究果樹サブチーム |
協力分担関係 |
福島総研 青森産技セ |
研究期間 | 2006-2010 |
年度 | 2010 |
摘要 | 1)交信かく乱対象外害虫であるトビハマキの越冬世代幼虫の防除適期である落花期に有機リン剤を散布する体系は、収穫期の果実被害の軽減に寄与することが示唆された。2)落花期に効果の高い殺ダニ剤を散布する体系により、ハダニの防除間隔を開けられる傾向は認められたが、9月期に増殖するナミハダニに対し3回目の防除を要する確率が高まり、防除の効率化に繋がらなかった。3)ストロビルリン系殺菌剤の使用を8月上旬の1回に限定し、最終散布に使用しない体系で主要病害であるスス斑病を効果的に抑えることを確認した。4)上記の知見も踏まえて作成したりんご用新規複合交信攪乱剤コンフューザAAを基幹とした農薬50%削減体系は、現地実証試験により対象害虫に対し高い防除効果を示すことを確認した。5)りんごの特別栽培を産地全体で取り組む場合は、病害虫防除の集団的な管理を実施する必要がある。事例産地では生産部会の防除委員会において合理的な体制がとられており、防除管理の主体となっていることを確認した。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 栽培技術 農薬 病害虫防除 フェロモン 防除 りんご |