課題名 |
a.農作業の高精度化・自動化等による高度生産システムの開発及び労働の質改善のための評価指標の策定 |
課題番号 |
2010014900 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構
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研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,中央研,高度作業システム研究チーム
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協力分担関係 |
茨城県農業研究センター
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研究期間 |
2006-2010 |
年度 |
2010 |
摘要 |
精密管理技術の開発では、1)簡易型収量計測装置で得られる収量センサデータと車両軌跡のGPSデータに、圃場区画データを加えて計算することにより自動で圃場収量マップを作成でき、大規模経営体での広域収量モニタリングを簡易に行える手法を確立した。2)うね内部分施用と深層施肥を組み合せたうね内二段施用法では施肥量50%削減で慣行と同程度の収量が得られた。市販化されているうね内部分施用機のバリエーションとして新たに開発した全面マルチ仕様はレタスで30%施肥量を削減でき、23年から市販が開始される。露地野菜の移植時に苗近傍に液肥を施用するスポット施肥同時移植機を開発し、リン酸50%削減で慣行と同等の収量が得られた。操作性・信頼性の高い自動化・ロボット化技術の開発では1)コンバインロボットは30a水田の最外3周を手動で収穫した後は、周り刈りしながら誤差5cmで無人水稲・麦収穫作業が可能であった。田植えロボットは、条播による直播作業を作業機の交換により移植と同じプログラムで実行できる。車両制御プログラムの改良により走行速度を上げ、旋回動作を改善することで、30a水田での移植、施肥、除草剤散布作業を50分で終了できた。従来の自動作業と比べ作業速度を1.8倍、作業能率は2倍にできた。また、農作業ロボットの通信制御インターフェース標準化のためにCAN通信可能な小型マイコンボードを開発した。2)農作業ロボットの実用化に向けた安全性確保のためのガイドライン素案を作成した。また、水田での春作業を想定した農作業ロボット体系モデルを組み立て、農作業ロボット導入により負担面積を2倍にする体系を明らかにした。農作業労働の質を改善するために、1)装着が容易で自然な計測ができるケーブルレス姿勢計測システムを開発し、生産現場での実証を行った。計測システムは受注販売される。作業者の特性の中で、農業作業を想定した農業機械での表示の配色と文字サイズなどの視認性に関する指標を得た。農作業ロボット用に開発した遠隔監視システムは600mから1kmまで離れた場所からの転倒通報ができ、一般の有人運転トラクタでのセイフティモニタとして利用可能であった。
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カテゴリ |
病害虫
管理技術
GPS
市販化
除草剤
水田
施肥
大規模経営
通信制御
春作
モニタリング
レタス
ロボット
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