d.プロバイオティック乳酸菌等を活用した機能性畜産物の開発

課題名 d.プロバイオティック乳酸菌等を活用した機能性畜産物の開発
課題番号 2010014917
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,畜草研,畜産物機能研究チーム
協力分担関係 日清オイリオ(株)
カゴメ(株)
アミタ(株)
九州歯科大
研究期間 2006-2010
年度 2010
摘要 1)乳酸菌H61株のヒトにおける老化抑制効果を明らかにするため、20~60歳代の女性ボランティアによる肌状態を指標とした乳酸菌摂取試験を行った。乳酸菌群20人、プラセボ群19人にて実施した4週間摂取試験では、50歳以上において、被験物質摂取前後の頬水分量変化量がプラセボ群では減少している人が多かったのに対し、乳酸菌群では増加している人の方が多かった。乳酸菌群15人、プラセボ群15人にて実施した8週間摂取の試験では、50歳以上の乳酸菌摂取群において、秋から冬にかけて季節的な減少が見られる前腕水分量の減少が有意に抑制されていた。以上から、乳酸菌H61株の摂取により、加齢による皮膚水分量の減少が抑制されることが明らかになった。2)乳酸菌Lactococcus lactis C59(C59株)、G50(G50株)、H61(H61株)およびLactobacilluls rhamnosus GG(GG株)を投与したマウス臓器(回腸)のマイクロアレイ解析の結果、GG株とG50株投与群では免疫関連の遺伝子セットに含まれる遺伝子の発現上昇が認められ、免疫賦活効果への寄与が示唆された。逆に、C59株とH61株では免疫関連の遺伝子セットに含まれる遺伝子群の発現抑制が有意に認められた。以上から、投与する菌株によって小腸の免疫機能への効果が異なること、またこれらの効果を評価する上でマーカーとなる遺伝子群が明らかになり、ニュートリゲノミクスの手法を用いた免疫調節機能評価技術を確立できた。また、ERIC-PCR法を活用して皮膚機能を亢進する乳酸菌の特異的マーカーを見出し、菌株の簡易識別法を開発した。一方、乳酸菌や乳および卵たんぱく質分解物・ペプチドの免疫調節機能の評価およびメカニズム解明に関しては、Lactococcus. lactis G50(G50株)を経口投与したマウス脾臓細胞を用いた解析から、脾臓中の接着性細胞がTGF-βを高産生し、β-ラクトグロブリン免疫マウス脾臓CD4+細胞中に存在する制御性細胞の割合を増加させることを明らかにした。また、ヒトへの活用を図るため、卵白オボムコイド(OVM)分解物の抗原性を卵アレルギー患者血清IgE抗体との結合性より評価し、OVM分解物がもとのOVMの52%まで低抗原化され、低アレルギー食品素材としてのOVM分解物を開発できた。
カテゴリ 機能性 評価法

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