| 課題名 | i.生体防御能を活用した次世代型製剤の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2010014936 |
| 研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構 |
| 研究分担 |
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,動衛研,次世代製剤開発チーム |
| 協力分担関係 |
日本アルコール産業(株) (株)微生物化学研究所 東京農工大学 |
| 研究期間 | 2006-2010 |
| 年度 | 2010 |
| 摘要 | 新たな製剤開発の基盤の確立に関しては、1)21年度に引き続き豚丹毒菌のゲノム情報の解析を進めるとともに、他菌種との比較ゲノム解析を行い、豚丹毒菌およびマイコプラズマ肺炎原因菌のそれぞれの菌種について新規感染防御抗原を発見した。2)豚伝染性胃腸炎(TGE)の進行、転帰に関与する宿主側因子としてTGEウイルスの二次受容体を同定するため、感受性に差のある個体間での網羅的な遺伝子発現プロファイル比較解析を行い、10倍以上の差がある27種類の発現産物を検出した。生理活性物質の疾病防除への応用に関しては、1)ブタリゾチーム遺伝子にニワトリリゾチームシグナルペプチド遺伝子を連結して分泌効率を高め、遺伝子発現を活性化するバキュロウイルス由来の因子が組み込まれている組換えカイコに導入することにより、リゾチームの生産量が10倍増加し、繭1個あたり0.5 mg生産できるようになった。また、生産したブタリゾチームが連鎖球菌やエンテロバクターなど様々な細菌に対して抗菌性を示し、卵白リゾチームよりも活性が数倍高い事を確認した。2)飼育密度の異なる豚群を用いて調査を行い、飼育密度の上昇にともなう唾液中のIL-18とIgA濃度変化を確認し、密度の高い群では出荷の遅れが認められることから、唾液中のIL-18とIgA濃度が慢性ストレスのマーカーとしても有用であることを示した。家畜・家きんへの利用に適したDDSや診断法の開発に関しては、1)炭酸カルシウムカプセルは卵の殻と同様の素材で経口的に摂取しても安全性が高く、DNAを内包させて鶏に経口投与すると消化管内でDNAを放出することが明らかとなり、DDSとして有望な素材であることを確認した。抗体については、炭酸カルシウムカプセルでもアルギン酸カルシウムマイクロカプセルでも内包する際に失活したので、内包技術の改良が必要である。2)100倍希釈血清でウエストナイルウイルス感染を特異的に検出できる競合ELISAを開発した。これによって野鳥など微量しか血清の得られない場合でも適用が可能になった。 |
| カテゴリ | カイコ 出荷調整 鶏 豚 防除 |