カ 農作業の安全性の向上、軽労化等に寄与する農業機械・装置等及び計測評価手法の開発

課題名 カ 農作業の安全性の向上、軽労化等に寄与する農業機械・装置等及び計測評価手法の開発
課題番号 2010014967
研究機関名 農業・食品産業技術総合研究機構
研究分担 (独)農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,特別研究チーム(安全)
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,基礎技術研究部
(独)農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,生産システム研究部
農業・食品産業技術総合研究機構,生物系特定産業技術研究支援センター,評価試験部
協力分担関係 日農機協
研究期間 2006-2010
年度 2010
摘要 1)農業機械の安全支援システムでは、巻き込まれ事故防止のための作業者判別技術として金属の検出により間接的に作物等と作業者を判別する方式の利用可能性を見出し、磁性材を用いた検出用手袋を試作した。農業法人およびコントラクタ等の農作業安全に関する実態調査では、コントラクタは農作業事故のリスク意識と安全の取組み実施率がともに高く、家族経営はリスク意識が高い反面、安全の取組み実施率は低いこと等を明らかにした。2)中山間地域対応型汎用コンバインでは、試作機の刈り幅の拡大、こぎ歯等の改良およびこぎ胴回転数等の機械条件を設定し、水稲、麦および大豆ほ場で収穫試験を行い実用性能を持つことを明らかにした。 中山間地用水田栽培管理ビークルでは、小型乗用田植機の走行部に歩行型管理機を装着した試験機を用いて、耕うん・代かき作業を行った結果、高出力化、振動低減、作業機位置決め、ローリング対策等について試作機の設計指針を作成し、それに基づいた走行部の設計を行った。3)乗用型農業機械の運転操作性、乗降性等の評価・改良手法では、ユニバーサルデザインの視点から、コンバインのペダル操作力の現状を把握するとともに、高齢農業者、女性農業者の身体機能の調査を行い、農業機械の安全鑑定基準等の見直しを必要とする事項について抽出し、具体的な課題と改善方策をとりまとめた。乗用型農業機械の転倒時運転者防護対策では、試作した茶園用動力摘採機の転倒防止装置に対して走行速度に対応して異なった角度で作動する機能を付加し、路面凹凸の検出点の複数化による精度の向上、制御部のマイコン化等実用化に向けた改良を行った。国際基準等の動向に即した計測システムの高度化では、試験機関に関する国際規格に対応するため、けん引性能等トラクター評価試験における計測精度や信頼性を維持・向上できる管理方法を開発し、これらをマニュアルとしてとりまとめた計測要領管理簿および計測器管理簿を整備した。
カテゴリ 機械化 経営管理 軽労化 栽培技術 水田 大豆 中山間地域

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