| 課題名 | (1)イネの耐環境ストレス機構の解明と利用技術の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2010014976 |
| 研究機関名 |
農業生物資源研究所 |
| 研究分担 |
(独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,耐環境ストレス研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,耐環境ストレス研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,耐環境ストレス研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,耐環境ストレス研究ユニット (独)農業生物資源研究所,植物科学研究領域,耐環境ストレス研究ユニット |
| 研究期間 | 2006-2010 |
| 年度 | 2010 |
| 摘要 | 1.塩ストレス耐性の分子機構を解明するために、FOXイネ系統での初期及び長期生育における再現性試験を行った。初期生育での耐塩性向上に寄与するものとして有望な系統を8系統選抜した。昨年度選抜した3系統については耐塩性のみではなく、耐乾性にも有効である可能性が示唆された。また、長期生育での耐塩性向上に寄与するものとして有望な系統を10系統選抜した。2.環境ストレスによる褐色斑形成に関係した遺伝子の単離を目指すために、コシヒカリ X Nona Bokra CSSL系統において、高温によって促進される褐色斑形成に関わる候補領域を新たに2カ所同定した。昨年度までに絞り込んだ候補領域のうち、第5染色体長腕についてさらに約50kbにまで絞り込みを行った。3.イネの穂発芽耐性機構の解明については、相補試験や絞り込みからSdr1及びSdr7について候補遺伝子をほぼ確定した。一過的遺伝子発現誘導系を用いてSdr4の下流遺伝子の誘導を確認した。カサラス型のSdr4を導入したコシヒカリ及び日本晴において高温登熟性の改善が見られた。4.イネの乾燥耐性向上のために、昨年度同定したKinandang Patong(KP)由来の深根性関連遺伝子Dro1を導入したゲノム形質転換体で深根率を測定した結果、Dro1の効果を確認できた。また、Dro1に1塩基の欠失を伴うIR64と、KP由来のDro1をIR64に導入したNIL(Dro1-NIL)を用い、国内及び海外の圃場において耐乾性評価を実施したところ、両圃場ともにDro1-NILが耐乾性を示した。また、水田における稔実籾重もDro1-NILにおいて増加することがわかった。したがって、Dro1は実用化に充分耐えうる素材であることが明らかとなった。 |
| カテゴリ | 乾燥 水田 |